看護師からの転職者が多い治験コーディネーター(CRC)ですが、これから転職を考えているという段階では実際に治験コーディネーターについて具体的にイメージできる方は少ないのではないでしょうか?
しかし、実際に看護師から治験コーディネーターになってみて辛いこと、大変なことなど色々と気になるところですよね。
そこで今回は、治験の知識が0でも読めるように基礎的な内容からじっくりと説明をしていきたいと思います。
●看護師から治験コーディネーターへの転職はありか
●看護師の経験が活かせる場面
治験業界でかれこれ10年以上働いている治験の専門家。Twitterのフォロワー4,400人超え。お局様にやられてしまって安息の地を求めて訪れたNsの皆様にも分かりやすくお伝えしていきます!
看護師から治験コーディネーターへの転職事情
私のTwitterのアカウントにも看護師から治験コーディネーターへの転職を考えているという方から多くのご連絡を頂きますが、大半が「今の労働環境を変えたい!」という方です。
全ての人がということではありませんが、治験コーディネーターへ転職することで「QOLが爆上がりした!!」とお話されている方も多いので、転職をして良かったと思っている方も多いことが伺えます。
「土日休みになって友達と予定が合うようになった!」等はかなり聞きますよ!
下の図は、治験コーディネーターが保有している医療資格の分布ですが、看護師免許は27.4%もの方が保有しているので看護師からの転職先としてはメジャーであることも分かりますね。
出典:日本SMO協会資料
実は、治験コーディネーターのお仕事は看護師の経験と非常に相性が良いのでキャリアチェンジをするのにおすすめなのですが、今回はその辺りの詳細について分かりやすくお話をしていきたいと思います。
治験コーディネーターの仕事内容
治験コーディネーターのお仕事は、ざっくり言うと「医療機関で治験が円滑に進むようにサポートをするお仕事」になります。
「サポート」と言ってもお手伝いさん的な感じではなく、被験者さんの対応があったり治験のデータについて医師に問い合わせをしたりと自発的なアクションが必要なことも多く、やりがいがとてもあるお仕事です。
実際には以下のような感じで、結構幅広い業務を行うことになります。
これだけ見ると「私にできるのだろうか…」と心配になると思いますが、実際は心配し過ぎなくても大丈夫なのでご安心を!
ここからは代表的なお仕事を具体的にお話をしていきます。
被験者対応
治験に参加できそうな候補の患者さんがいた場合、医師から患者さんに治験に参加しないかのお声掛けをします。
この時に先生から治験の説明をすることになるのですが、細かな部分の説明や治験のための来院スケジュールの調整は治験コーディネーターがやることになります。
「治験」と聞くとネガティブな印象を持っている方もいるので、患者さんが不安に思っているポイントをしっかりと説明できるかが治験コーディネーターの腕の見せ所です!
また、治験の補助説明以外にも治験のために来院した際に被験者さんに付き添いながら検査や診察に立ち会うこともあり、被験者さんと接する場面が多いのも治験コーディネーターのお仕事の特徴です。
医師やスタッフの補助
治験は製薬会社が作った治験実施計画書に書かれた手順に沿って行う必要があります。
治験実施計画書には、例えば以下のようなことが規定されています(一例です)。
- 選択基準
- 除外基準
- 中止基準
- 治験で必要な検査
- 併用禁止薬
治験実施計画書に書いてあることを先生や医療スタッフが全て把握していれば楽なのですが、実際はそうもいきません。
皆さん忙しいですからね…それに治験の対応は普段の対応とは違ってイレギュラー対応なので各スタッフさんも詳細には覚えていないことが多いです。。
なので、治験コーディネーターの補助が必要となってくるわけですね。
例えば、除外基準に「重篤な呼吸器疾患の既往又は合併がある場合」となっていた場合は、患者さんのカルテを確認して既往歴や合併症に重篤な呼吸器疾患が無いかを調べる必要があり、疑わしいものがあった場合には先生に確認をする必要があったりします。
先生がうっかり忘れていて、重篤な呼吸器疾患の既往がある患者さんを治験に入れようとしていたら、「先生、この患者さんは2020年に間質性肺炎の治療をしていますが、除外基準には抵触しませんか?」のように確認する必要があるということですね!
スタッフの調整
治験では普段の流れでは実施しないような検査をしなければいけないことがあるため、院内でどのような対応とするのかをしっかりと話し合っておく必要があります。
例えば、普段は何気なく行っている血圧測定でも、治験実施計画書に「血圧を2回測定してその平均値を記録する」と決められていたら院内でそのことを忘れないように対策を取っておく必要があります。
「治験の患者さんが来たら必ず治験コーディネーターからNsに申し伝える」や「治験の患者さんのカルテにはアラートが出るように電カルを設定する」など対策の方法は施設によって異なりますが、そのような取り決めをしておく必要があるということですね。
どのような工夫をしているかは、先輩の治験コーディネーターに相談をしてみるのが手っ取り早くておすすめです!
看護師の経験が活かせる場面
先ほど、治験コーディネーターのお仕事には看護師での経験が活かせるのでおすすめとお話をしました。
治験コーディネーターが何となくどのようなお仕事をするのか分かったところで、次は具体的にどのような場面で看護師での経験が活かせるのかを見ていきましょう。
被験者対応
治験コーディネーターのお仕事では、被験者さんへ治験の説明をしたり治験に関する不安を聞いてあげたりと被験者さんと接する機会が多くあります。
そのため、患者さんと接する機会がある看護師の場合はその他の職種よりも患者さんへの対応に慣れておりアドバンテージがあると言えでしょう。
被験者さんがどのようなことに不安を持っていて、どのような言葉で説明をすれば分かりやすく伝わるかを考えることが重要です!
「患者さんと接する」という経験は治験の現場でも間違いなく生きてくるので多くの看護師さんが経験を活かして治験コーディネーターとして活躍しています。
医師への問い合わせ
治験では、医学的な判断が伴う場合は全て医師に確認を取る必要があります。
先生に対してどのような聞き方をすれば良いのかを考える力が他の職種よりも看護師は長けているためその経験を活かすことができます。
また、看護師時代に培った医学的な知識についても活かすことができます。
治験は色々な領域の疾患を扱うため、専門の領域とは違う治験を担当する機会もあるかと思いますが、医学的な基礎知識があるか無いかで知識を吸収する早さが全然違います。
実は「カルテが読める」というだけでも他の職種よりもアドバンテージがあったりしますよ!
スタッフの調整
治験によっては普段施設ではあまりやらないような検査をやらなければいけないということも起こります。
そして、その規定された検査をやり忘れてしまうと治験のデータとしては欠測となってしまうため治験実施計画書からの逸脱という扱いになってしまいます。
治験コーディネーターとしては、そのようなことが起こらないように関連部署と予防策を考えて調整しておく必要があります。
入院を伴うような治験の場合は、病棟看護師と連携を取る必要があるのですが、看護師としての経験があれば、相手が何を伝えようとしているのかやどのような要望があるのかを理解しやすいため、大きなアドバンテージになります。
例えば、治験コーディネーターの面接を受ける時に院内の調整をしたことがある経験を話すことが出来たら面接官にかなり魅力的に映るはずですよ!
治験コーディネーターの労働環境
それでは次に治験コーディネーターの労働環境についてお話をしていきます。
この記事を読まれているのはおそらくほとんどが看護師かと思いますので、看護師から治験コーディネーターへ転職をした場合を想定していきます。
年収
看護師から治験コーディネーターになる場合は未経験中途ということになるので、初年度の年収が400万円前後となることが多いようです。
ただ、昇給に関しては平均で年間2%程度となることから一般的な看護師の昇給よりも伸び率は高い傾向にあります。
実際には、常に2%の伸びというよりは昇格する段階で大きく上昇する傾向があるので、3年ごとに4%と仮定すると以下のようなイメージになります。
年次 | 年収 | 年次 | 年収 |
1年目 | 400万円 | 8年目 | 478万円 |
2年目 | 408万円 | 9年目 | 496万円 |
3年目 | 424万円 | 10年目 | 478万円 |
4年目 | 433万円 | 11年目 | 507万円 |
5年目 | 441万円 | 12年目 | 527万円 |
6年目 | 459万円 | 13年目 | 538万円 |
7年目 | 468万円 | 14年目 | 548万円 |
年次 | 年収 | 年次 | 年収 |
1年目 | 400万円 | 8年目 | 478万円 |
2年目 | 408万円 | 9年目 | 496万円 |
3年目 | 424万円 | 10年目 | 478万円 |
4年目 | 433万円 | 11年目 | 507万円 |
5年目 | 441万円 | 12年目 | 527万円 |
6年目 | 459万円 | 13年目 | 538万円 |
7年目 | 468万円 | 14年目 | 548万円 |
上の表の額に加えて残業代が入ってくるため、実際にはもう少し多い年収となることもあります。
離職率
治験コーディネーターの離職率については、正式にデータを発表している会社は私が知る限りではありません、業界の学会などでのお話を聞いているとやや離職率が高めな印象を持っています。
なぜなら、治験コーディネーターは9割近くが女性であるためライフイベントが多く結婚や出産を機に退職をされるケースが多いと考えられます。
また、治験の業界は転職を繰り返すことで年収が大きく上がることがあるため、年収アップを目指して転職をされる方が多いという事情もありそうです。
社内で頑張って評価を高めて年収を50万円アップさせるよりも、経験者枠で転職をして年収を50万円アップさせる方が現実的ということですね!
おそらく、治験コーディネーターの年収を見て「えぇ…どうしようかな…」と思った看護師の方も多いかと思いますが、戦略的には初年度は年収ダウンを我慢して3年ほど経験をしたら経験者枠で転職をして年収アップというのが個人的にはおすすめです。
働き方
被験者対応が入らなければ土日に休むことも可能で、有給休暇についてもしっかいと取得されている治験コーディネーターが多い印象です。
また、子どもがいる治験コーディネーターもそれなりにいることから育児との両立をされている方も多くいます。
看護師からの転職が多い治験業界のお仕事には治験コーディネーターの他に臨床開発モニター(CRA)という製薬会社側のお仕事もあるのですが、そちらは出張が多いことから育児との両立がなかなか大変なため、治験コーディネーターを選んでいる方もいます。
SMOによっては施設での対応が入っていない場合は在宅勤務が許可されている会社もあるため、気になる方は転職時にその辺りも確認してみると良いと思います。
必要な資格
治験コーディネーターになるために必要な資格は無いため、転職のために資格を取らなければいけないということはありません。
また、仕事の特性上で採用には看護師を始めとして医療職が優遇される傾向にあるため看護師の皆さんの場合はその辺りは全く問題ありません。
治験コーディネーター(CRC)になってからは、テストを受験することで「認定CRC」というライセンスを取ることができるため、キャリアアップを狙っていきたい方は目指してみるのが良いでしょう。
入社をしてしばらく経つと会社から「受けてね」と言われるところもあると思いますけどね!
看護師から治験コーディネーターに転職するメリット
冒頭にも少しお話をしましたが、看護師から治験コーディネーターに転職をしてQOLが上がったとお話される方がかなり多かったとお話をしましたが、看護師から転職をするメリットについて見ていきましょう。
夜勤が無いので体調が良くなった
治験コーディネーターは夜勤が無いので、看護師から転職をされて体調面&精神面が良くなったという意見が相当数あります。
また、治験コーディネーターとして担当している施設では副担当もいるので、有給休暇も取りやすいのが特徴です。
その他、被験者の対応が無い場合は基本的には土日休みになりますので、家族や友人と休日の予定を合わせやすくなるというメリットもあります。
年収面では一時的に下がっても、この大きなメリットを考えると「やはり転職をして良かった」と考える方も多いのでしょうね。
人間関係のごたごたが少ない
パワハラなどが横行していると人間関係的にも辛いところですが、治験コーディネーターの場合はそのような方は少ない傾向があります。
というのも、最近の会社ではパワハラやセクハラなどのハラスメント行為には非常に厳しくなっているため、パワハラをしようものなら会社からキツイお叱りが入るのですよね。
「医療機関」と「会社」ではハラスメントに対する考え方や意識に結構違いがある印象です。
もちろんどの会社にもほぼ必ず「少し嫌な人」というのはいると思いますが、それでも看護師間での人間関係と比較すると解放されたとお話される方が非常に多いです。
病棟独特のプレッシャーから解放される
1つの失敗が命取りになる可能性がある病棟での業務では常にプレッシャーを感じている方も多いのではないでしょうか。
治験コーディネーターは、医療行為をするわけではないので病棟独特のプレッシャーからは解放されます。
大きなプレッシャーがかかることに負担を感じているようであれば、治験コーディネーターの仕事の方が向いている可能性があるかと思います。
看護師での経験が活かせる
私に相談に来られる方で比較的多いのが「せっかく看護師でやってきたのにここで辞めて別の道に進むのは良いのか…」という方です。
これは看護師に限らずキャリアチェンジをする時には誰しも感じる事なのですよね。
しかし、今までの看護師での経験は無駄ではなく、むしろ武器なのですよね。
治験コーディネーターとして働く際は、院内でコミュニコーションを取る必要もありやはり看護師経験がある方の方が無い方よりも立ち回り方が上手いです。
その他、医学的な知識も治験コーディネーターとして働く際には役に立ちますので、「看護師経験がある治験コーディネーター」としてご自身の価値が上がっていると考えた方が良いと思います。
子持ちの方も多く働いている
結婚をしたり子どもが出来たりと、看護師として働き始めてからライフスタイルが変化する方もいらっしゃるかと思います。
実際に育児をしながらの仕事は非常に大変で、働き方を見直したいという方もかなり聞きます。
治験コーディネーターは9割程が女性なのですが、子持ちの方も多く働いています。
そのため、子育てをしながら働くという意味でも治験コーディネーターは働きやすい部類と言えるでしょう。
看護師から治験コーディネーターに転職するデメリット
本記事では、良いところばかりを紹介してもあれなので、少し闇の部分にも触れていきたいと思います。
治験コーディネーターになってから「こんなはずじゃなかった…」となるのも良く無いですからね…
メリットとデメリットを見比べてみてじっくりと考えてみて下さいね!
年収が一時的に下がる
やはりお給料のお話は特に気になるところですよね。
正直なところ、お給料に関しては看護師時代と比べると一時的に下がってしまう方が多いです。
条件などによって前後はしますが、看護師からの転職の場合は「未経験者採用」ということになりますので大体の目安は400万円前後になってきます。
この額に残業代等が乗ってきますが、それでも看護師時代より年収ダウンという方が多いかと思います。
私の印象ではNs→治験コーディネーターの転職でみなさんが一番躊躇している部分はここです。
しかし、入社後は経験年数に応じてコンスタントに昇給していきますので、治験コーディネーターの経験年数が5年程度になると看護師時代の年収に追い付くかそれ以上になるという方も出てくることでしょう。
ただ、治験コーディネーターで年収1000万円を目指すということになるとかなり厳しい道のりになるため、年収重視で考える場合は治験コーディネーターのあとにキャリアチェンジを目指すということになります。
治験業界の職種の中では未経験からの転職も多い治験コーディネーター(CRC)。治験業界のお仕事は一体どのくらい年収が貰えるのか気になる方も多いと思います。 今回は、治験コーディネーター(CRC)からスタートして年収1000 …
パソコンに慣れるまでが辛い
治験コーディネーターの業務の中には治験関連の資料作成もあるのでパソコンを使って作業をする場面も多々あるのですよね。
なので、パソコンをあまり使ったことが無いと始めのうちは結構苦労することがあったりします。
ですが、「パソコンでの作業」と言ってもWord、Excel、Power Pointあたりの基礎的な部分だけ知っていれば全然何とかなるレベルなのでそれほど身構えなくても大丈夫です(笑
転職時に面接で時々、「パソコンはどの程度使えますか?」みたいな質問をされる時があるので心配なようでしたらWord、Excel、Power Pointの基礎的な使い方が載った本を見ながら漫画喫茶のOfficeソフトが入っているパソコンで練習をしてみるのも良いと思います。
正直、苦労するのは慣れるまでの間だけなので何とかなります!
施設内でのカーストに悩まされる
治験コーディネーターを惚れさすのはチョロいぞ pic.twitter.com/VsS70UClLn
— メンタル激弱なのに治験コーディネーターやってます (@mesomeso_crc) October 1, 2022
治験は治験実施計画書に書かれている通りに検査等をしなければいけないという決まりがありましたよね?
これがまた厄介で、普段のルーティンではやっていない手順を治験の患者さんではやらないといけないこともあるので現場からは嫌がられる訳ですね。
もしかしたら、この記事を見ている看護師さんでも治験のために面倒な手順をやらされた方がいるかもしれませんね。
それでも治験コーディネーターは、院内のスタッフに協力してもらうためにお願いをしにいくのでそこでストレスが溜まってしまうこともあります。
看護師から治験コーディネーターになったメンタルさんもカーストについては漫画で触れています。
臨床に戻りたいと思うことがある
治験コーディネーターになると看護師時代と比較すると”直接患者さんのためになっている”と実感できる瞬間が少なくなってしまうため、臨床に戻りたいと思うこともあります。
治験コーディネーターになると治験に参加する患者さんとは以下のように接する機会がありますが、やはり看護師さんと比べると患者さんとの距離感という意味では少し離れてしまうのかもしれませんね。
●治験のために来院した際に診察に同行する。
●治験に関する相談に乗る。
治験コーディネーターは、院内のスタッフとして働くパターンとSMOという会社に所属して働くパターンの2パターンがあります。
大半がSMOという会社に所属することとなりますが、その場合は採血などの医療行為は出来ません。
そのため、物足りなさなどを感じる方もいるということですね。
治験コーディネーターに向いている看護師
では次は、治験コーディネーターに向いている看護師とはどのような看護師かについて触れていきましょう。
転職をする時には、面接官は実際に以下のような部分を見ていたりするので面接対策にも使ってみて下さいね!
コミュニケーションが得意
治験コーディネーターは色々な立場の方と調整をしなければいけないため、コミュニケーション能力は必須です。
ただ仲良く喋れるというだけではなく、「相手にしっかりと伝わるように話す」ということや「相手の懸念や不満に思っていることを汲み取って話す」など、仕事をうまくこなすには木目細かい配慮が必要になってきます。
もちろん、人間なので時には至らないこともありますが、少なくとも相手のことを思いやりながら行動をするのが苦ではない人が治験コーディネーターに向いていると言えます。
医薬品の開発に興味がある
新しい治験が始まる度に、何かと勉強をしなければいけないことがあります。
治験コーディネーターのお仕事は、時には大変だと感じることもあるかと思いますが自分が頑張った仕事で治療薬が出来上がって多くの患者さんを救えることになるので非常にやりがいのあるお仕事です。
その達成感を味わうためには、まずは医薬品開発に興味があることが前提になってきます。
仕事を充実感持ってこなすには、やはりモチベーションが非常に重要ですからね…
まめな対応ができる
治験コーディネーターのお仕事は、治験実施計画書に規定されている手順をしっかりと守れるようにサポートをしていくものです。
1つ1つの手順をしっかりと確認したり、併用禁止薬を被験者さんが服用していなかチェックをしたりとまめな確認が多いお仕事でもあるので、その辺りが負担に感じないことも重要です。
もちろん、面倒くささは誰でも感じるとは思いますので、極端にまめな対応が苦手ということでなければ大丈夫だと思います。
治験コーディネーターの転職におすすめのエージェント
看護師から治験コーディネーター(CRC)への転職を考える時に一番重要と言っても過言ではないのが、信頼できる転職エージェントに担当をしてもらうことです。
転職サイトであればどこでも良いというわけではありません。
「治験コーディネーター、東京、転職」のように適当に調べて辿り着いた転職サイトよりもしっかりと実績があり信頼できる転職サイトで求人を探すようにしましょう。
治験コーディネーターへの転職に絞るのであれば、治験コーディネーター(CRC)に特化した転職サイトであるCRCJOBが非常におすすめです。
信頼ができる転職エージェントを見つけたら職務経歴書の添削をしてもらったり面接の対策をしてもらったりが出来ますので(もちろん無料で)、面接で必要な基礎知識を積み重ねていきましょう。
また、実際に医療職から治験コーディネーターに転職をした方々が使った転職エージェントについてまとめた記事もあるので経験者の意見を覗いて見るのもおすすめです!
最近ではありがたいことに、CRAへの転職だけではなく治験コーディネーター(CRC)への転職についてもご相談のDMを頂く機会が増えてきました。 そこで、今回はCRCへの転職の経験談とおすすめの転職エージェントについてまとめ …
まとめ
今回は看護師から未経験中途で転職をする際のお話をしていきました。
看護師からの転職の場合は、SMOという会社への転職となることが多いため、会社勤めになるということに不安を感じるという声もよく聞きます。
ずっと病院で勤務をしていて、いきなり会社に入社するわけですから確かにやっていけるのかどうか不安になる方も多いと思います。
しかし、看護師から治験コーディネーターになった方からは「転職してQOLが爆上がりした!!」や「お局がいなくて最高!!」という声も多く聞くので、簡単ではありませんが、治験業界への転職に是非チャレンジしてみて下さいね!
業界への転職に是非チャレンジしてみて下さいね!
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