チヨダモニター倶楽部_top

チヨダモニター倶楽部は化粧品や健康食品やサプリメントのモニターを募集しているサイトですが、あまり一般の方には馴染みが無い会社かもしれません。

そこで今回はチヨダ―モニター倶楽部の評判について口コミなどを参考に探っていきたいと思います。

この記事で分かること
チヨダモニター倶楽部が怪しい会社かどうか
チヨダモニター倶楽部の評判や口コミ
化粧品や健康食品のモニターへの参加方法

のりすのりす

製薬業界でかれこれ10年以上働いています。X(旧Twitter)でのフォロワー数は6,100人程。日々患者さんのためにやりがいのある充実したお仕事に取り組んでいます!

のりすのりす

製薬会社でプロ(臨床開発職)として働いている私が分かりやすく正しい情報をお話するよ!

チヨダモニター倶楽部とは?

CPCC_top

それではまず始めにチヨダモニター倶楽部のサイトを運営している会社の情報から見ていきましょう。

チヨダモニター倶楽部は、CPCCという会社が運営をしています。CPCCの会社の概要は以下の通りです。

運営会社 CPCC株式会社
本社住所 〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町三丁目3番10号 ダイワビル4階
設立 2003年5月
資本金 7,400万円
事業内容
・食品、化粧品、各種デバイス等の有効性‧安全性・パイロット試験等の受託
・機能性表示食品および特定保健用食品の臨床試験の総合的サポート
・商品の使用感調査
・商品開発における共同研究
・研究開発におけるアドバイス業務

チヨダモニター倶楽部の運営会社であるCPCC株式会社は食品や化粧品の臨床試験を総合的にサポートする臨床試験受託機関です。

臨床試験受託機関…なんだか難しい言葉ですが、要するに臨床試験(化粧品や健康食品の効果や安全性を確かめる試験)をやるのに必要なことを色々とサポートしますよという会社ですね。

CPCC_業務の流れ

そして、臨床試験をするためには被験者の方を集める必要があるので、上の図の「被験者募集・管理」という業務の一環としてチヨダモニター倶楽部を運営して被験者を募集しています。

更に、CPCCが凄いのは臨床試験専用のクリニックと提携しているところです。

規模が小さい会社の場合、ここまで提携クリニックがあることはありませんので「信頼できるか?」という点についてはプラス要素ですよね。

チヨダパラメディカルケアクリニック
チヨダパラメディカルケアクリニック
チヨダオーラルヘルスケアクリニック
チヨダオーラルヘルスケアクリニック

提携クリニック内の動画も公開されていますが、外来の方や入院の方もいないので快適に臨床試験に参加できるよう配慮されています。

私がチヨダモニター俱楽部で登録して臨床試験に参加した時はチヨダパラメディカルケアクリニックを使ったのですが、動画のようにとても綺麗でしたよ!

このようにチヨダモニター倶楽部はしっかりとした体制が整っている会社によって運営されているため、信頼度がとても高いことが分かりますよね。

治験と臨床試験は違うって知っていましたか?

先ほどから私は「臨床試験」と言っていて「治験」とは言っていないのに気が付いた方はいましたか?

そうなのです、化粧品モニターや健康食品のモニターというのは治験ではないのですよね。

治験というのは、医薬品や医療機器の有効性や安全性を確かめて国に承認をもらうためにおこなう試験のことを指しています。

臨床研究と臨床試験と治験

つまり、化粧品や健康食品は医薬品でも医療機器でも無いので、治験ではないのです。

しかし、化粧品や健康食品(保健機能食品)でも医薬品と同じように有効性や安全性を評価しなければいけないため、臨床試験というものが行われるのです。

「治験」も「臨床試験」もどちらも、「有効性や安全性を確かめる」という意味では共通しているのですが、対象が違うということですね。

ですので、チヨダモニター俱楽部は、「臨床試験」の募集サイトなので、医薬品ではなく健康食品や化粧品などがメインになります。

ちなみに臨床研究というのは「宇宙空間での人間の心理状態の調査」などのように何かの有効性や安全性というよりは「ヒトをテーマにした研究」全般のことを指しています。

治験と臨床試験では謝礼の額が違いますよ!

治験や臨床試験は、参加をすると被験者の負担(交通費などの名目)を軽減するために負担軽減費というものが貰えます。

よく世間の方は「謝礼」と表現されていますが、負担軽減費のことを指しています。

少しマニアックなお話ですが、治験や臨床試験はあくまでボランティアですので、「謝礼」という表現は使わずに「負担軽減費」という表現を使います。

さて、少し話がそれましたが、治験と臨床試験では貰える負担軽減費に差があります。

大まかな相場は以下のようになっています。

種類 回数 負担軽減費の目安
治験(通院) 10回 100,000円
治験(入院) 5泊 115,000円
化粧品(通院) 3回 30,000円
化粧品(在宅) 30日間使用 20,000円
健康食品(通院) 3回 30,000円
健康食品(在宅) 30日間使用 20,000円

赤字の案件が臨床試験の案件です。

臨床試験の場合、入院をすることはほとんど無く、基本的には通院や在宅がメインになります。

そのため、長期間時間が拘束されることが厳しい主婦や社会人の方に人気が高いというのも特徴です。

一方で、上記のように治験と比較するとすぐに終わる案件が多いなどの理由から負担軽減費も少な目である傾向になっています。

負担軽減費が気になるという方は、医薬品が対象の治験を見てみても良いと思います。

治験であれば、コーメディカルクラブあたりが信頼度が高い&穴場の案件も時々あるのでおすすめです。

臨床試験とミステリーショッパーも違いますよ!

「化粧品のモニター」や「健康食品のモニター」というと、“商品を無料でお試しできる”みたいな印象があるかもしれませんが、それはミステリーショッパーのことで、モニターになったとしても謝礼金を貰えることはあまりありません。

一方で、臨床試験の場合は商品を無料で使用できるのはもちろんのこと、プラスアルファでしっかりと謝礼金(正確には「負担軽減費」と言います)が貰える点がミステリーショッパーとは異なります。

ですので、「化粧品のモニター」や「健康食品のモニター」に参加して謝礼を貰いたいと思っている方は、ミステリーショッパーではなくチヨダモニター俱楽部のような臨床試験を募集しているサイトに登録する必要があります。

臨床試験はミステリーショッパーとは違い、モニターとなることで負担軽減費が貰えますので、競争率は高くなる傾向にあります。

お宝案件をゲットするには、臨床試験の募集サイトに登録をしておいて定期的に案件をチェックしておくことをおすすめします。

チヨダモニター倶楽部で募集している案件

チヨダモニター倶楽部で募集している案件

チヨダモニター倶楽部では、化粧品や健康食品やサプリメントの案件がメインになります。

チヨダモニター倶楽部で募集されている案件の一例を見てみましょう。

もちろんここで紹介している以外の案件もあるので、ここではあくまで一例になります。

試験飲料過剰摂取試験

内容 通常の3倍量の試験飲料を4週間摂取し、過剰に摂取しても安全であることを確認する試験。
試験品 飲料350mlを1日3本、4週間摂取
来院回数 5回の通院
負担軽減費の目安 50,000円
来院時の検査 身長、体重、体脂肪、血圧・脈拍、採血、採尿

この試験に限ったことではないのですが、試験に参加をするためにはまずは事前検診をクリアする必要があります。

この試験でも試験飲料を飲む前に事前検診をおこない、条件に合致しているかどうかが確認されます。

サプリメント有効性試験

内容 通常の試験品(カプセル)を12週間摂取することで、ダイエット効果があることを確認する試験。
試験品 カプセルを1日10錠、12週間摂取
来院回数 6回の通院
負担軽減費の目安 60,000円
来院時の検査 身長、体重、体脂肪、血圧・脈拍、採血、採尿

サプリメントの試験の場合は、健康な方というよりは何かしら症状がある方が対象になっていることが多いです。

例えば、こちらの例のように「ダイエット効果があることの確認」というサプリメントの案件の場合、体重や体脂肪率がやや高めな方が対象になることが多いので、試験飲料過剰摂取試験のように健康であることが前提の試験よりもこちらの方が参加しやすい方もいます。

ダイエット系とかはやはり女性には特に人気ですね。

化粧品の安全性試験

内容 化粧品(乳液)を12週間使用することで、安全であることを確認する試験。
試験品 試験化粧品を1日2回、10円硬貨大(約1mL)を手のひらに取り、全顔部に使用
来院回数 3回の通院
負担軽減費の目安 30,000円
来院時の検査 身長、体重、血圧・脈拍、採血、採尿、肌検査

化粧品の試験の場合、服用をする訳ではないので血液検査などの数値に関しては健康食品やサプリメントの案件よりも緩いことが多いです。

また、来院回数も少なめで短期で終わる案件が多いのも特徴です。

その分、負担軽減費は健康食品よりは少ないのですが、数万円程度で良いということであれば化粧品の案件も視野に入れても良いと思います。

アルコール代謝試験

内容 試験飲料のアルコール代謝効果を確認する試験
試験品 飲料100mLを来院時摂取
来院回数 4回の通院
負担軽減費の目安 40,000円
来院時の検査 身長、体重、血圧・脈拍、採血、採尿、アルコール呼気検査

件数としてはあまり多くない印象ですが、アルコール飲料の案件もあったりします。

アルコールを摂取する試験で通院なので、車での移動は出来ないことやアルコールが飲めない方もいるので競争率が若干下がることがあります。

とはいえ、案件としては結構レアなので埋まってしまう時はすぐに埋まってしまうのですがね…

チヨダモニター倶楽部の口コミや評判

チヨダモニター倶楽部の口コミについてまとめてみました。

チヨダモニター倶楽部自体の知名度がまだあまり高くないのか口コミについては少なかったのですが、全体的には良い評判の割合の方が多いみたいです。

女性1(左)

在宅の化粧品モニターに参加をしました。日記を毎日書くのが少し大変でしたが、在宅で参加できたので助かりました。

男性1(右)

案件の詳細はメールで送られてくるまで確認出来ないので改善して欲しい。自分の場合は条件が合致していないのかあまり案内メールが来なかった。

女性2(左)

初めての参加でした。正直少し不安もありましたが、説明会ではしっかりと説明してもらえて看護師さんも優しかったので安心して参加できました。

男性2(右)

平日は仕事で参加できなのですが、土曜日の通院で参加できた。通院も3回だったのですぐに終わった。

女性3(左)

友達に誘われて参加をしました。何度か事前の検査で落ちてしまい諦めかけていましたがやっと参加することが出来ました!事前の検査で落ちてしまってもお金が出たのは助かりました。

男性3(右)

薬の治験を考えていましたが、結局健康食品にしました。味も良く楽しんで参加できました。

チヨダモニター倶楽部でモニターに参加する方法・手順

チヨダモニター倶楽部で試験に参加する流れを順番に画像付きで紹介をしていきます。
登録自体は2、3分で出来てしますので、サクッと登録してしまいましょう!

登録はもちろん無料です。

1チヨダモニター倶楽部にアクセスして画面右上の「モニター登録」をタップする。

チヨダモニター俱楽部_手順①

 

2登録情報を入力する。

チヨダモニター俱楽部_手順②

 

3入力情報確認してOKだったら「送信する」をタップする。

チヨダモニター俱楽部_手順③

 

4仮会員登録が完了すると下の画面になるので、本会員登録のメールが来るまで待つ。

チヨダモニター俱楽部_手順④

本登録が完了したらあとは案内メールを待ちましょう。

案内メールは「chiyo-moni@cpcc.co.jp」というアドレスから届きます。

登録情報と臨床試験の参加基準が合致していれば、チヨダモニター俱楽部から案内メールが届くので、そこから臨床試験に参加できます。

試験飲料過剰摂取試験の流れ

上の図の流れですと「試験のご案内」というのがメールで届きます。

案内内容を見て、参加してみたいと思ったら電話をして「事前検診の予約申し込み」をして試験説明会&事前検診を受けて、問題が無ければ本試験に参加ということになります。

治験ほどは厳しくはないのですが、事前検診で条件に合致しないこともあります。

合致しなかったとしても、事前検診分の負担軽減費は貰えるので安心して下さい。

まとめ

チヨダモニター倶楽部は、信頼度が高いCPCC株式会社運営している臨床試験募集サイトであるため、安全であることが分かりました。

実際に私も何回かチヨダモニター俱楽部から臨床試験に参加をしていますが、何不自由なく参加することができています。

臨床試験に参加をしたいか、それとも治験に参加をしたいかは意見が分かれるところかと思いますので、みなさんの考えに合った方を選んでみるのが良いと思います。