専門家がおすすめする治験募集サイトランキング_1

「治験には興味があるけど、どの治験募集サイトに登録をすれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

世の中には悪質な治験募集サイトもありますが、この記事では信頼できるおすすめの治験募集サイトを製薬メーカーで治験のデザインの作成や運営をしているプロ目線から紹介をしていきたいと思います。

この記事で分かること
おすすめの治験募集サイトはどこか
治験募集サイトごとの特徴や評判
治験を探すうえでのポイント
新型コロナウイルス感染症関連の治験の情報
治験の危険性や補償などの気になることあれこれ
のりすのりす

色々あって悩むと思うけど、プロが誰でも分かりやすいように解説をしていくよ!

失敗しない治験募集サイトの選び方

この記事を読まれている方は治験に何となく興味がある方が多いと思いますが、目的や希望はそれぞれ違っているかと思います。

まずは、皆さんがどのような治験に参加したいと思っているのかを大まかにイメージしておきましょう。

どのようなことを求めている?
入院の治験で報酬(正確には「負担軽減費」)を沢山貰いたい。
健康食品や化粧品のモニターに興味がある。
体に異物が入るのには抵抗がある。
副作用が怖いのでなるべく安全な治験が良い。
入院は無理なので通院や在宅で参加したい。
女性でも安心して参加できる治験に参加したい。
医薬品の開発に貢献したい。

この辺りを何となくでもイメージをしておくと自分に合った治験募集サイトがどこなのかをイメージしやすくなりますよ!

あとは以下のポイントに注意しながらどの治験募集サイトから登録をするかを決めていきましょう。

  • 治験参加希望者の方に丁寧にオペレーションをしてくれるか。
  • 信用できる実績を持っているか。
  • 違法な方法で治験の募集をしていないか。
  • 無料で登録できるか。

今回この記事で紹介する治験募集サイトは上記すべてを満たしているので問題ありませんが、もし自分で治験募集サイトを探す時には気を付けて下さいね。

おすすめの治験募集サイト5選

世の中には治験募集サイトは色々あって中には悪質なサイトもあることからどこに登録をしたら良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。

ザックリとしたカテゴリー別に分けておすすめできる治験募集サイトは以下になります。

おすすめ治験募集サイト一覧

この治験募集サイト5つに関しては、治験募集サイトを運営している会社も信頼できる会社で安心して登録できるサイトになります。

それぞれの治験登録サイトの特徴や詳細についてお話をしていきましょう。

入院型の治験に強いコーメディカルクラブ

コーメディカルクラブ_おすすめ度

コーメディカルクラブは2012年からの運用であり治験募集サイトの中でも比較的新しいサイトになります。

そのため、知名度はまだあまり高くはないのですが、その分お宝案件を発掘できることもあり穴場的要素が強くおすすめの治験募集サイトの1つです。

特に健常成人が対象の入院型の治験の取り扱い件数が多いため、健常成人の方からは高い支持を得ているのが特徴です。

【件名】22泊13通院
【負担軽減費】535,000円(推定)
【来院】22泊+13通院
【内容】22日間の宿泊を1回と、13回の通院の長期モニター。治験薬は腹部への注射剤。

【件名】睡眠の質を改善するサプリ
【負担軽減費】35,000円(推定)
【来院】5通院
【内容】試験食品を8週間摂取し、睡眠の改善を確認するための試験で20~64歳の男女が参加可能。

↑はコーメディカルクラブで出されていた案件のうちの一部ですが、入院型の治験だけではなく女性も参加できる通院型のサプリメントの案件の募集もされていることもあります。

また、コーメディカルクラブにログインをすると治験の特集が組まれていることもあるので、治験を探す時に役に立ちますよ。

コメディカルクラブ_特集バナー

コーメディカルクラブを運営する株式会社シスモールについても調べてみましたが、ISO27001(ISMS)認証(情報セキュリティに関する国際規格)を取得しているなど、信頼度が高いことが分かります。

評判や口コミの詳細は【プロが解説】コーメディカルクラブは怪しいのか?評判を徹底解説にもまとめてあります。

集されている案件数については、他の治験募集サイトと比較しても多い方ではありませんが、取り扱っている案件の種類が多いので、メルマガに登録していると↓のようなお宝案件の連絡が入ることもあります。

コーメディカルクラブ_食べ放題モニター

これは、食べ放題モニターというもので、薬やサプリメントを服用する必要が無い案件です。

7泊の入院を2回しなければいけないのですが、その期間中に食べ放題の食事が出されるので、食事を食べ後に採血をして臨床検査値の変動を確認するものになっています。

薬を飲むわけではないので治験ではなく、臨床研究というものなのですが、負担軽減費が貰えるのは治験と変わりませんね。

コーメディカルクラブの公式HPへ

QLife 女性にもおすすめできる治験募集サイト

QLife_おすすめ度

QLifeは、登録者数が65万人と最大級の規模を誇る治験募集サイトになります。

QLifeを運営している株式会社QLifeは、医療従事者向け情報サイトやマーケティング支援で有名なエムスリー(ソニーの関連会社)のグループ会社で、他の治験募集サイトと比較しても案件の多さやサービスの充実度がとても優れています。

評判や口コミの詳細は治験募集サイトのQLifeの評判は?色々な側面から徹底解説!にもまとめてあります。

そのため、健常人を対象にした治験、疾患を持っている方を対象にした治験、そして、なかなか見つけることが難しい女性を対象にした案件まで幅広い案件を取り扱っていることが魅力的なサイトです。

女性の治験の募集はいったいなんで?女性の治験の募集が少ない理由と女性におすすめの治験をご紹介でお話した通り、入院型の治験では少ない傾向にありますが、QLifeでは入院型の治験以外にも疾患が対象の治験や化粧品や健康食品モニターの案件もあるため、女性が参加できる案件が多いのが特徴です。

QLifeでは以下のように入院の治験から在宅で出来る案件まで幅広く揃っているため、幅広い方のニーズにマッチする案件が掲載されています。

QLife_案件一覧

また、QLifeの健康成人を対象にした治験の応募フォームには、以下のような「治験参加条件確認アンケート・応募フォーム」と呼ばれるものがあります。

QLife_【PC】治験参加条件確認アンケート・応募フォーム

いくつかの治験募集サイトでは、ここにあるような質問は電話で直接されるのですが、QLifeの場合は、その治験に参加できる条件を満たしているのかを事前に大まかに確認できるようになっています。

電話で色々聞かれる前に事前に要件を確認することができるため、煩わしさが無く、このような工夫がある点もQLifeの魅力の1つとも言えるでしょう。

QLifeの公式HPへ

健康食品、化粧品モニター特化のチヨダモニター倶楽部

チヨダモニター俱楽部_おすすめ度
チヨダモニター倶楽部は2003年に設立されており、比較的老舗の部類にはいる募集サイトになります。

チヨダモニター倶楽部は医薬品よりも健康食品や化粧品のモニターをメインに募集しており、案件の一覧を見ても他の治験募集サイトよりもサプリメントや化粧品の案件が多く並んでいるのが特徴です。

よく健康食品モニターや化粧品モニターというと、”商品が無料でお試し出来て節約になります”というサイトがあるのですが、それらはミステリーショッパーと言い覆面調査のサイトになります。

チヨダモニター俱楽部は、覆面調査のサイトではなく臨床試験の案件を扱っている会社なので、商品が無料で使えるだけではなく、しっかりと負担軽減費も貰えるところが覆面調査とは違います。

また、臨床試験を行うためのクリニックとも提携をしており、健康食品や化粧品モニターの案件を取り扱うサイトの中では断トツの信頼度を誇っています。

口コミや評判の詳細については【プロが解説】チヨダモニター倶楽部の評判について徹底解説!にまとめてあります。

また、チヨダモニター俱楽部は健康食品・化粧品モニターの方が快適に試験に参加できるようクリニックとも提携しており、提携クリニックが近くにある場合は混雑している病院に通院する必要が無いことも魅力の1つです。

チヨダパラメディカルケアクリニック
チヨダパラメディカルケアクリニック
チヨダオーラルヘルスケアクリニック
チヨダオーラルヘルスケアクリニック

新型コロナウイルス感染症の感染者が増えている状況ですと病院に行くのもリスクですが、外来の患者さんがいないクリニックで試験に参加できるのであれば安心度は上がりますよね。

チヨダモニター倶楽部の評判のまとめ記事内にはクリニックの動画も掲載しているので、そちらを見てみると更にイメージが膨らむと思いますよ。

チヨダモニター俱楽部の公式HPへ

圧倒的存在感の生活向上Web

生活向上web_おすすめ度

生活向上web登録会員数が97万人を超えている日本最大の治験募集サイトです。

製薬メーカーで治験の情報を掲載する際には必ずと言っていいほど選択肢の中に入ってくる程有名な治験募集サイトで、私も何度か案件の掲載をお願いしたことがあります。

「治験参加者への対応」、「案件数」、「募集地域の広さ」、「知名度」どれをとっても最高クラスで、圧倒的な存在感を誇っているサイトになります。

福岡、大阪、札幌など、東京以外の案件についてもしっかりと掲載されている点もおすすめポイントです。

また、医薬品の治験では抵抗があるという方には、健康食品や化粧品のモニターの案件もありますし、『在宅で治験がやりたい!』という方にも在宅用の案件があったりもするのでおすすめできます!

過去には以下のような案件が掲載されていました。

生活向上web案件例

生活向上web案件例3

「https://www.seikatsu-kojo.jp/」の情報より一部編集

運営会社の「3Hクリニカルトライアル株式会社」は、4兆円規模のエムスリー株式会社のグループに属していて、ソニーとの繋がりもあることから、社会的な信頼度も高いと言えます。

評判や口コミの詳細については【生活向上Webは怪しいのか!?】評判と口コミからプロが徹底解説にもまとめています。

生活向上webは有名過ぎてあまり穴場感は無いのですが、登録しておいて間違いない治験登録サイトの1つと言えます。

 

生活向上WEBの公式HPへ

V-NETは丁寧な対応が特徴

V-NET_おすすめ度

V-NETはヒューマンリンクにより運営されている治験情報サイトで「治験参加率(参加者/参加希望者)業界No1」という強みを持っています。

掲載されている案件数を見てみると、QLifeや生活向上webよりは少ないのですが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の治験の募集など、少し変わった案件を取り扱っていることがあります。

VNET_新型コロナウイルス治験2出典:https://human-link.jp/

その他、治験についてよく分からない方向けに治験に関する様々な情報を掲載している「治験のひろば」というサイトも運営しており、治験に協力いただく方に寄り添った対応である点もとても好印象です。

VNET_治験のひろば

出典:https://chiken-archive.net/about/

治験のひろばでは、治験にあまり馴染みが無い方でも安心して読めるように平易な表現で説明されているので、気になる方は覗いてみるのも良いかと思います。

その他、V-NETの口コミや評判については【プロが解説】V-NETの評判は?口コミも併せて徹底解説にもまとめてあります。

今後も新型コロナウイルス感染症のワクチンや治療薬の治験が新たに始まると思うので、その時にはV-NETの案件を見てみると募集が載っているかもしれませんんね。

V-NETの公式HPへ

治験は高額報酬で危ない!?

治験は高額報酬で危ない!?

「治験」と聞くと「高額バイト」や「人体実験」など、怪しい印象を持つ方もいるかと思います。

実は1990年10月に「医薬品の臨床試験の実施に関する基準」(旧GCP)が施行される前までは今では考えられないようなことをしていた時代もありました(さすがに非人道的な人体実験まではないですが)。

今から30年程前は日本の医薬品開発もまだまだ発展途上だったのですよね。

それから長い月日が流れ法律が整備され、治験のあり方についても見違えるほど発展しています。例えばICH(医薬品規制調和国際会議)では、より高品質な医薬品開発や倫理的な側面からの世界的調和が日々議論されています。

プロ向けに書いた記事ではありますが、ICHの簡単な概要とE6(R3)・E8(R1)の概要まとめ/第43回ICH即時報告会の記事で製薬メーカーが世界的にどのようなことを議論しているのかが覗けますので、気になるという方は是非。

つまり、今の日本の治験は30年前からは格段に進化していて被験者の安全性や倫理面についても十分に配慮されるよう体制が構築されているということです。

治験で貰える負担軽減費とは?

治験はアルバイトではなくボランティアという位置付けです。

ただ、ゴミ拾いなどのボランティアとは違い参加者の方には様々な負担がかかってしまう性質があります。

例えば、治験に参加するために病院に行くための交通費や軽食代、入院による時間的拘束や治験薬を投与しなければいけないという負担などなど。

これを全て善意でやって下さいというのはさすがに厳しいですよね?

なので、これらの負担を軽減するという目的で治験参加者には「負担軽減費」という名目でお金が支払われます。

よく世間で「報酬」や「謝礼」と呼ばれていますが、何かの対価としてお金が支払われているわけではないので、実は「報酬」や「謝礼」という呼び方は厳密には誤った呼ばれ方です。

そして、この負担軽減費の大まかな目安は以下のようになっています。

種類 回数 負担軽減費の目安
治験(通院) 10回 100,000円
治験(入院) 5泊 115,000円
化粧品(通院) 3回 30,000円
化粧品(在宅) 30日間使用 20,000円
健康食品(通院) 3回 30,000円
健康食品(在宅) 30日間使用 20,000円

「5泊しただけで11万5,000円!!高い!!でもこれって…危ない薬を飲まされるとかじゃない?」と思った方もいますよね?

そのあたりについても説明をしていきます。

治験で貰える報酬(負担軽減費)が高い理由

入院型の治験で説明をしていきましょう。

治験の負担軽減費は、主に以下のような負担を軽減するために支払われるとお話しましたね。

治験の負担の種類
病院に行くための交通費
軽食代
●時間的拘束
治験薬投与や検査などの注射

この中で着目して欲しいのが「時間的拘束」の部分。

治験に参加をすると、治験で決められたルール(例えば、禁煙や禁酒や激しい運動の禁止など)を守らなければいけません。

更に入院中に何か体調不良が起きた場合には、情報収集に協力する必要があります(いつくらいから生じたのか、どこが痛いか、他の痛いところがあるか等)。

5泊の入院の治験に参加をしたとすると、その5泊の間(治験に参加している間)ずっとルールを守る必要があるわけです。

普段、喫煙する人やお酒を飲む方がそれを我慢することや筋トレやジョギングをしている人がそれを我慢することは精神的には負担となりますよね?そして、それが24時間×5日間続きます。

計算をすると120時間で11万5,000円ということになります。

つまり、時給換算にすると時給958円となります。

「5泊で11万5,000円」というと異常に高いように思うかもしれませんが、「時給958円」と聞くと物凄く高い額ではないことが分かると思います。

このように、何かヤバイ薬を飲まされるから高いという訳ではなく、時間的拘束が長いことが最も影響しているだけなのですね。

その他の詳細は「治験バイトは高額で危ない」は本当?相場と高額な理由を解説の記事でも説明をしています。

治験での副作用と健康被害の補償

治験での副作用と健康被害の補償

治験に興味があったとしてもやはり副作用が怖いという方も多いのではないでしょうか?

治験に参加する時には、治験の説明が必ずあるのですがその説明では治験薬を服用することで想定される副作用のお話も出てきます。

ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、うっ血性心不全、劇症肝炎、横紋筋融解症などなど仰々しい名前の副作用が書かれていることもあるのでびっくりされることもあると思います。

実は、皆さんが飲んだことがある方が多いであろうロキソニンやベンザブロックでも同じような副作用が書いてあったりします。

ロキソニンの添付文書(副作用)
ロキソニンの添付文書
ベンザブロックSの添付文書(副作用)
ベンザブロックSの副作用

治験の世界では、治験薬との因果関係が100%否定できないものであれば副作用としてカウントをします。

なので、もしかすると本当は副作用ではないのかもしれませんが、よく分からない場合には厳しめに判断して副作用とするのであらゆる症状が羅列されていたりするのですよね。

治験で安全性に問題があると判断された薬は当然承認されないので販売することが出来ません。

治験で厳しい参加基準が決められているのも治験参加者の安全性をしっかりと確保するためでもあるので、取り返しが付かない程の副作用は滅多に起きません。

健康被害時の補償

取り返しが付かない程の副作用は滅多に起きないと書きましたが、薬である以上100%起きないかと言われると100%起きないとは言い切れません。

そのため、万が一治験参加者に健康被害が起きた場合には健康被害の補償する制度が整えられています。

治験での健康被害が補償されるパターン
治験に参加したことによって健康被害が発生したことが明らかな場合
治験に参加したことによって健康被害が発生したかもしれない場合
治験での健康被害が補償されない可能性があるパターン
治験に参加したことと健康被害の関係性が明らかに否定できる場合
被験者に重大な過失がある場合
プラセボにより治療効果が得られなかった場合
治験薬が効かなかった場合

治験に短期間で参加する落とし穴

治験には実は4ヵ月というウォッシュアウト期間というものがあります。

これは、治験に参加する間隔は最低でも4ヵ月は空けなければいけないというものです。

時々、負担軽減費目当てでウォッシュアウト期間を無視して治験に参加をしようとしている人がいますが、これは絶対におすすめしません。あまりにもリスクが高過ぎます。

ウォッシュアウト期間を無視して治験に参加した時に考えられるリスクには以下のようなものがあります。

短期間で治験に参加するリスク
想定していない副作用が発生することがある
健康被害の補償が受けられないことがある
正確なデータが取れない可能性がある

最後の「正確なデータが取れない可能性がある」というのはピンとこないかもしれませんが、治験はそもそも治療薬を待ち望んでいる患者さんのために行われるものです。

ウォッシュアウト期間を無視して本来とは異なるデータが治験で出てしまった場合には、最終的には患者さんにしわ寄せが来ます。

しっかりとウォッシュアウト(休薬)しないで参加して重篤な副作用が起きてしまったら、その薬が承認されずに患者さんが薬を使えなくなってしまう可能性もあるのですね。

なので、ご自身のためはもちろんのこと、患者さんのためにもウォッシュアウト期間を無視した短期間での治験参加には注意しましょう。

治験の種類

医薬品開発は、まずは初めに動物実験で薬の有効性と安全性が確かめられたあとにヒトで有効性と安全性が確かめられ、そのことを治験と言います。

治験は第I相で健常成人へ、第II相・第III相で患者を対象に治験薬が投与されます。

医薬品開発の流れ

治験は主に第I相~第III相に分かれており、以下のような概要になっています。

開発相 調査内容 対象 女性の募集
第Ⅰ相 安全性・薬物動態 健常成人 少ない
第Ⅱ相 用法・用量 軽度な患者 男性と変わらない
第Ⅲ相 有効性・安全性 軽度~重度な患者 男性と変わらない

ここまでは医薬品が対象の治験のお話ですが、健康食品モニターや化粧品モニターは実は「臨床試験」と呼ばれていて厳密には治験ではありません。

治験は臨床試験の中でも更に薬事承認申請を出すことを目的に行われるものです…と言ってもややこしいですよね。。

臨床研究と臨床試験と治験

それぞれについて簡単にお話をしていきましょう。

医薬品の治験

医薬品の治験は第I相~第III相に分かれているとお話をしましたが、更に「新薬の治験」と「ジェネリック医薬品の治験」に分かれています。

新薬というのは、今までに無かった新規有効成分が薬効成分になっているもので、ジェネリック医薬品というのは、既に市販されている薬と同じ有効成分を使って作られた医薬品になります。

ジェネリック医薬品の情報は厚生労働省のポスターがコンパクトにまとまっていて分かりやすいですよ。

安全性が気になる場合はジェネリック医薬品の治験がおすすめ

治験は治験参加者の安全性にもしっかりと配慮されているとはいえ、それでもやはり心配だという方もいますよね。

その場合は、ジェネリック医薬品の治験がおすすめです。

ジェネリック医薬品の場合、既に上市されている薬と同じ有効成分を使用しているので、安全性についても新規有効成分より予測がしやすいというメリットがあります。

患者が対象の第II相~第III相の治験は通院型の治験が多い

また、入院をする時間が取れないので通院で参加できる治験が良いと思っている人もいるかと思います。

その場合は、医薬品の第II相~第III相の治験がおすすめです。

医薬品の第II相、第III相の治験は患者が対象の治験ですが、花粉症や便秘症や乾燥肌など、身近な疾患の案件については人気度が非常に高い傾向です。

治験で規定された検査の費用も無料になるので、症状に困っている人がいれば診察もしてもらいつつ治験にも参加できるので一石二鳥です。

通院型の治験は土曜日に通院可能としている病院やクリニックもあるため、普段仕事をしている人や家事や育児があり入院が難しい人からの人気が高いです。

化粧品・健康食品の臨床試験

化粧品や健康食品のモニターは女性からも特に人気が高い案件になります。

というのも、医薬品の治験は参加するための条件が非常に厳しいので参加したくても事前検査で脱落してしまうということがよくあります。

一方で、化粧品や健康食品のモニターは医薬品ほど参加基準が厳しい設定ではないので参加がしやすいことと、健康な女性でも参加可能な案件が多いため特に女性からの支持が強いカテゴリーです。

化粧品や健康食品は、正確には治験ではなく臨床試験なのですが、治験募集サイトでも案件を取り扱っていることもあるので混同してしまいがちです。

化粧品や健康食品のモニターに興味がある場合は、チヨダモニター俱楽部のように化粧品や健康食品が専門の募集サイトがおすすめです。

治験募集サイトで貰える報酬額(負担軽減費)に違いがあるか

よく「報酬が高い治験募集サイトを教えて欲しい」と言われることがあるのですが、治験に参加することで貰える負担軽減費は、上でも説明をした通り、治験に参加をすることによる負担を軽減する目的で支払われるものです。

なので、どの治験募集サイトから登録をしても負担を軽減費の額は変わりません。

治験募集サイトとは_コーメディカルクラブver

上の図のように治験登録サイトというのは、治験に参加をして欲しい医療機関と治験に参加したいみなさんを繋ぐ仲介役のような立ち位置です。

そして、負担軽減費の額は医療機関が決めるものなので、治験登録サイトでその額が決定されるものではないのです。

逆に言えば、同じ治験であっても参加する医療機関によって負担軽減費が違うということは有り得ます。

治験募集サイトで違いが出るとしたら、負担軽減費の額ではなく、取り扱っている案件数やオペレーション時の丁寧さ等になります。

その他よく聞かれるポイント

治験募集サイトの選び方のポイント

おすすめの治験募集サイトについてご紹介をしていると皆さんからご質問を頂くことがあります。

そこで、よく頂くご質問をまとめていきたいと思います。

在宅でできる治験はないの?

コロナ禍をきっかけに在宅でも参加可能な治験や臨床試験が増えてきています。

このようなご時世なので、なかなか病院に行くのは気になる…だけど、治験に参加したい!という方には、在宅でも参加できる案件をおすすめします。

例えば、生活向上WEBでは、以下のようにスマートウォッチの臨床試験の案件の募集がありましたよ!

在宅で参加できる案件は非常に人気が高いので、治験募集サイトに予め登録をしておいて、定期的に確認をしておくのが良いでしょう。

18歳未満でも治験に参加できる?

案件によっては未成年であっても参加可能な治験があります。

ただ、その場合は治験の決まりで保護者の同意も必要な場合がほとんどなので自分一人で治験に参加するということは難しいです。

案件については、QLifeや生活向上WEBのような大手の治験募集サイトを中心に掲載されていることがあります。

福岡で治験に参加したいと思っているけどおすすめはある?

福岡の治験情報は全国的に見ても案件数は多い方なので、探す時はQLifeや生活向上WEBなどの大手の治験募集サイトから順番に探していくと効率が良いです。

基本的にはこの2つのサイトで案件が見つからなかった場合は、他の治験登録サイトを見に行っても案件が掲載されている確率は低いので、この2つのサイトに絞って定期的に情報を確認しておきましょう。

大阪で治験に参加したいと思っているけどおすすめはある?

2022224日時点で、大阪での治験情報の掲載が最も多かった治験募集サイトは、生活向上WEBでした。

ただ、大阪の案件についてはどの治験募集サイトでも比較的多く扱っていたので、全体的に良い案件が無いかを確認してみると良いかもしれません。

大阪の治験の募集件数

札幌で治験に参加したいと思っているけどおすすめはある?

2022224日時点で、札幌での治験情報の掲載が最も多かった治験募集サイトは、生活向上WEBでした。

札幌でも参加できる治験は、生活向上W以外ではほとんどありませんでしたので、まずは生活向上WEBで案件を探してみることをおすすめします。

札幌の治験の募集件数

まとめ

ファイザーの新型コロナワクチンについて臨床開発職の視点からまとめてみた_Thank you

今回は、おすすめの治験募集サイトと治験募集サイトや参加する治験の選び方に着目してポイントをご紹介していきました。

医薬品を世に出すためには、治験で有効性や安全性を必ず調べなければいけません。

そのため、治験に協力して下さるボランティアの方々のおかげで、世界中で病に苦しんでいる患者さんに夢と希望を与えることが出来ています。

そんな治験に関する正しい情報をこれからも発信し続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。