専門家がおすすめする治験募集サイトランキング_1

“治験に興味があるけど、どこの募集サイトがおすすめなのかが知りたい”、そうお考えになっている方向けに本記事では、製薬会社で医薬品の開発をしている専門家としておすすめできる治験募集サイトをご紹介していきます。

治験に関する豆知識なども交えながらご紹介をしていきますので、是非ご覧下さいね!

治験募集サイトのおすすめランキング5選

本サイトでは、それぞれの治験募集サイトについて以下のポイントに着目しながら、ランキング形式にご紹介をしていきます。

  • 無料で使用することができるか。
  • 安心して使うことができるか。
  • 豊富な案件があるか。
  • 使いやすいデザインか。

治験に求めることは、人それぞれで異なるかと思います。記事の後半では、治験募集サイトの選び方のポイントについてもまとめてありますので、併せてご覧下さい。

QLife 女性にもおすすめできる治験募集サイト

Qlife_top2出典:https://www.qlife.co.jp/

QLifeは、登録者数が58万人と最大級の規模を誇る治験募集サイトになります。

QLifeを運営している株式会社QLifeは、医療従事者向け情報サイトやマーケティング支援で有名なエムスリー(ソニーの関連会社)のグループ会社で、他の治験募集サイトと比較しても案件の多さやサービスの充実度がとても優れています。

そのため、健常人を対象にした治験、疾患を持っている方を対象にした治験、そして、なかなか見つけることが難しい女性を対象にした案件まで幅広い案件を取り扱っていることが魅力的なサイトです。

医薬品の治験はもちろんのこと、健康食品や化粧品のモニターなどの案件もあり、薬を飲むことに抵抗がある方にもおすすめできます。

QLifeは、健康成人を対象にした入院の治験から在宅で出来る案件まで幅広く揃っているため、幅広い方のニーズにマッチする案件が掲載されています。

QLife_案件一覧

また、QLifeの健康成人を対象にした治験の応募フォームには、以下のような「治験参加条件確認アンケート・応募フォーム」と呼ばれるものがあります。

QLife_【PC】治験参加条件確認アンケート・応募フォーム

いくつかの治験募集サイトでは、ここにあるような質問は電話で直接されるのですが、QLifeの場合は、その治験に参加できる条件を満たしているのかを事前に大まかに確認できるようになっています。

電話で色々聞かれる前に事前に要件を確認することができるため、煩わしさが無く、このような工夫がある点もQLifeの魅力の1つとも言えるでしょう。

QLifeの公式HPへ

V-NETは丁寧な対応が特徴

ヒューマンリンク_TOP出典:https://human-link.jp/

V-NETはヒューマンリンクにより運営されている治験情報サイトで「治験参加率(参加者/参加希望者)業界No1」という強みを持っています。

掲載されている案件数を見てみると、QLifeや生活向上webよりは少ないのですが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の治験の募集など、少し変わった案件を取り扱っていることがあります。

VNET_新型コロナウイルス治験2出典:https://human-link.jp/

その他、治験についてよく分からない方向けに治験に関する様々な情報を掲載している「治験のひろば」というサイトも運営しており、治験に協力いただく方に寄り添った対応である点もとても好印象です。

VNET_治験のひろば

出典:https://chiken-archive.net/about/

治験のひろばでは、治験にあまり馴染みが無い方でも安心して読めるように平易な表現で説明されているので、気になる方は覗いてみるのも良いかと思います。

V-NETの公式HPへ

コメディカルクラブは最近伸びている

コメディカルクラブ_TOP2出典:https://rinshosiken.com/

コメディカルクラブは、株式会社シスモールによって運営されている治験募集サイトです。

株式会社シスモールは、2012年に北里大学研究所への治験事業支援を主業務として設立され、2020年には情報セキュリティ体制を見直しISO27001(ISMS)認証も取得していることから、ここ近年でより信頼度が増している治験募集サイトとも言えます。

コメディカルクラブのサイトを覗いて見ると、親しみやすいバナーで特集の紹介もされており、今現在どのような治験が募集されているのかの把握にも助かります。

以前は、「女性の入院治験特集」などもあったため、探すのがなかなか大変な案件もバナーの誘導により探しやすくなっているのもポイントです。

コメディカルクラブ_特集バナー

出典:https://rinshosiken.com/

募集されている案件数については、他の治験募集サイトと比較しても多い方ではありませんが、健康成人を対象とした治験から、健康食品や化粧品を対象とした案件まで幅広くあるため、意外なお宝案件にも巡り合えるかもしれません。

コメディカルクラブの公式HPへ

生活向上webは案件が豊富

生活向上WEB出典:https://www.seikatsu-kojo.jp/

生活向上webは、3Hクリニカルトライアル株式会社が運営する治験募集サイトで、治験募集サイトの中では最大手に分類されるサイトです。

3Hクリニカルトライアル株式会社は、治験のボランティア募集だけに留まらず、患者さんなどを集め、患者さんに寄り添った医薬品開発をおこなうための情報を座談会などにより収集して製薬メーカーなどと協力をしながらより良い薬を世に出す仕事など、様々な取り組みをしています。

また、規模も大きいことから組織体制についてもしっかりとしており、信用度が高い治験募集サイトです。

掲載されている案件も豊富で、コメディカルクラブと同様にバナーも用意されているため、案件を探しやすいのも特徴です。

生活向上web_特集バナー

出典:https://www.seikatsu-kojo.jp/

生活向上webは、会員数が多い分、魅力的な案件が掲載された時には競争率も激しく、すぐに満員になってしまうこともしばしばあります。

そのため、生活向上webを使用する際には、複数の治験募集サイトにも登録をして良い案件を見逃さないようにするのも大切です。

生活向上WEBの公式HPへ

ニューイングはNPO法人が運営している

ニューイング_TOP出典:http://newing-pr.jp/pr/

ニューイングは、健康増進普及活動や治験の啓発活動を行う団体として2001年に法人登録されたNPO(特定非営利活動法人)です。

会員数は、2021年5月時点で11万人が登録しており、それなりの方がこちらのニューイングに登録していることになります。

案件数については、それほど多くは無い印象ですが、健康成人を対象にしている治験から、女性も参加が出来るサプリメントの案件まであり、サイトの案件画面も比較的見やすいです。

ニューイング_案件サンプル

出典:http://newing-pr.jp/pr/

また、こちらの治験募集サイトでは、ご高齢の方も多く登録されているようで、ニューイングのサイト内に掲載されている「ボランティア会員様からの声」を見ても多くの意見が寄せられています。

治験に参加する際には、色々な不安もあるかと思いますので、実際に参加された方の声を聞けるのは大きいですよね!

ニューイング_体験談2

出典:http://newing-pr.jp/pr/

ニューイングは、15年もの実績があり、臨床研究・臨床試験・治験の参加ボランティア関連業務のパイオニア的存在です。

さらに、非営利組織だからこそ安心できるという方もいらっしゃるかと思いますので、そのような方でも安心して利用することができるのではないでしょうか。

ニューイング公式HPへ

治験募集サイトの選び方のポイント

治験募集サイトの選び方のポイント

おすすめの治験募集サイトについてご紹介をしてきましたが、それでも色々な治験募集サイトがあってどのような基準で選べば良いのか分からないという方もいるかと思います。

そこでこの章では、実際に製薬メーカーで医薬品開発を担当している私の目線からどのようなポイントで考えれば良いのかを解説していきたいと思います。

薬を飲むことに抵抗はあるかどうか

治験募集サイトでは、薬の治験以外にも健康食品や化粧品のモニターの案件もあります。

厳密に言えば、健康食品や化粧品の案件は「治験」ではなく、「臨床試験」や「臨床研究」と呼ばれるものですが、治験と同じように負担軽減費(治験に参加した際に支払われる金銭)もしっかりと出ます。

貰える負担軽減費の額は、案件によってまちまちですが、1通院あたり3,000~10,000円支払われ、2~3回の通院が必要なケースが多いです(そのため、1回の案件あたり6,000~30,000円程)。

「治験薬の副作用が怖い」など、薬を飲むことに抵抗がある方は、化粧品モニターや健康食品モニターにトライしてみるのも良いかと思います。

化粧品モニターや健康食品モニターの案件が比較的多いQLife生活向上webあたりがおすすめになります。

東京の治験?大阪の治験?福岡の治験?

治験には、大まかに分けると、健常成人を対象にした治験(第I相試験と呼ばれています)と患者を対象にした治験(第II相試験と呼ばれています)の2つがあります。

このうち、健常成人を対象にしている治験は、治験を専門に取り扱っている病院やクリニックでやることも多くあります。

そして、これらの病院やクリニックは東京や大阪や福岡など、大都市にほとんどがあるため、地方の案件は少ない傾向にあります。

一方、患者を対象にした治験は大都市に多い傾向は変わりませんが、地方の病院やクリニックでも治験をやることが比較的あるため、地方に住んでいる方は、「患者向けの治験」で当てはまる案件を調べてみるのが良いでしょう。

治験募集サイトの中には、健常成人を対象にした案件を中心に掲載しているサイトもあります。今回ご紹介した5つの治験募集サイトは、健常成人向けの治験と患者向けの治験のいずれも扱っていますので、どこを選んだとしても問題はありません。

入院?それとも通院?

治験には、入院で参加する治験と通院で参加する治験があります。
大雑把に言うと、健常成人を対象にした治験では入院であることが多く、患者を対象にした治験は通院であることが多い傾向にあります。
そのため、通院で治験に参加することを希望する場合には、患者を対象にした治験を探してみると良いでしょう。
その他、在宅で出来る治験はないか?というお問い合わせをいただくことがあります。

在宅での治験は無いのですが、健康食品や化粧品のモニターであれば在宅で完結することもあるので、在宅での案件を探している方は、QLife生活向上webで案件を探してみると良いでしょう。

女性でも参加できる案件があるか

治験には、健常成人を対象にした治験と患者を対象にした治験があります。

そのうち、健常成人を対象にした治験では、そのほとんどが男性が対象になっており、健常成人の女性が治験に参加しようとしてもなかなか良い案件が見つからないことがあります。

そのような時は、患者を対象にした治験や健康食品や化粧品のモニターを探してみると良いでしょう。

「患者を対象にした」と書きましたが、便秘、偏頭痛、生理痛や花粉症など、普段はあまりそれが原因で通院することが無い方でも治験に参加できる可能性があります。

しかも、患者を対象にした治験の場合、負担軽減費が貰えるのはもちろんのこと、治験薬服用中の検査費用が無料となることもあるため、症状に悩んでいる方はそのような意味でも治験に参加する価値はあると言えます。

まとめ

ファイザーの新型コロナワクチンについて臨床開発職の視点からまとめてみた_Thank you

今回は、おすすめの治験募集サイトと治験募集サイトや参加する治験の選び方に着目してポイントをご紹介していきました。

医薬品を世に出すためには、治験で有効性や安全性を必ず調べなければいけません。

そのため、治験に協力して下さるボランティアの方々のおかげで、世界中で病に苦しんでいる患者さんに夢と希望を与えることが出来ています。

そんな治験に関する正しい情報をこれからも発信し続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。