CROや製薬メーカーのおすすめ転職エージェントについてまとめてみた

CRO業界(その中でも特にCRA職)は、色々な理由から転職が多い業界ですが、今回はそんなCROの転職についてまとめていきたいと思います。

私自身、CRO→CROへの転職、そしてCRO→製薬メーカーへの転職を経験をしていることから経験談も踏まえながら、実際に業界の方が使われている転職エージェントのお話をまとめていきます。

私の転職時の経験談

私の転職時の経験談

私は新卒でCROのCRAとして就職をして、その後、数年の経験を経て別のCRO(同じくCRA)へ転職をしました。

更にその後、今度はCROから製薬メーカー(臨床開発職)に転職をしており、そのそれぞれで転職エージェントを利用していました。まずは、私が利用した転職エージェントについて紹介をしていきます。

CRO→CROへの転職

私は就活の際に、「治験は怪しい、治験は怖い」という治験に対するネガティブなイメージを払拭することで、特に日本での医薬品開発の迅速化という目標を達成したいと考えていました。

そのためには、まずはCROで色々な製薬メーカー/医療機器メーカーの開発に触れ、色々な領域の経験を積み、最終的にはメーカーに移り、より上流で医薬品開発に携わることを目指していました(今回は、転職エージェントのお話がメインですので、私のキャリア戦略についてはここまでにしておきます)。

そんなこんなもあり、CROで経験を積んでいたところ、会社の合併があり、それを機に転職をすることを決意しました。

「メディサイエンスとMICメディカルが合併!CROの合併について考えてみる」の記事内でもご紹介したように、合併直後は社内がやや混沌となり、私には直接的に大きな影響は無かったものの色々なことを考えさせられ、転職エージェントに登録することになりました。

その時登録したのがJAC Recruitmentでした。

正直なところ、初めての転職だったため、よく分からず、とりあえずネットで「CRO 転職エージェント」と検索してヒットしたエージェントに登録をしました。

登録後、翌日にエージェントから電話が入り、すぐにヒアリングを受けてあれよあれよという間に、ヒアリング→転職先候補(3社)→面接→採用 と進んでいき非常に驚いた記憶があります(登録から転職先確定まで1ヶ月半くらいで終わりました)。

JAC Recruitmentは、東証1部上場企業であるため、規模も大きく、CROや製薬メーカーに特化したチームがあるようで、そのチームの担当者に付いてもらったため、業界の内部事情(裏話的な…)にも詳しく、かなり吟味しながらCROを選ぶことが出来ました。

また、エージェントでは実際に以下の対応をしてもらいました。

JAC Recruitmentでご対応いただいたこと
非公開求人の紹介
職務経歴、レジェメ等の添削
面接対策(過去の面接内容の共有)
先方とのスケジュール調整
先方との年収交渉
先方への辞退連絡

特に赤字で示した「先方との年収交渉」と「先方への辞退連絡」については、初めての転職活動ということもあり、自分ではなかなか言い出しずらいところだったので、非常に助かりました。

もちろん、これらの対応は全ての転職エージェントで共通する部分ではありますが、個人的にはそれら1つ1つの質が高かったという印象を持ったのがJAC Recruitmentでした。

ジェイエイシーリクルートメント

CRO→製薬メーカーへの転職

CRO→CROの転職の際は、急な合併があり、急ぎ足で転職を進めてしまい、転職エージェントも然程吟味をしていなかったのですが、CRO→製薬メーカーの転職の際には、じっくりと準備をする時間があったので、複数の転職エージェント+ビズリーチを利用しました。

利用した転職エージェントは以下の3つです。

CRO→製薬メーカー時に理由した転職エージェント
JAC Recruitment
doda
クイック

JAC Recruitmentは、CRO→CROの転職時に利用をして、かなり良いなと感じたので続投する形で使用しました(CRO→CRO転職後も、情報収集のためにお付き合いがありました)。

クイックについては、ビズリーチ経由で連絡を取ることになり、dodaについてはネットで色々と調べた結果辿り着きました。

恥ずかしながら、実はビズリーチを初めて利用するまではビズリーチ自体が転職エージェントだと思い込んでおり、ビズリーチで案件を検索して条件が合いそうな案件に応募したところ、クイックの担当者から連絡があって混乱した思い出があります…笑

ということで、JAC Recruitment、doda、クイックそれぞれのエージェントと連絡を取り合いながら転職活動を進めていき、結果としてJAC Recruitmentの案件で転職先が確定となりました。

私が利用した/している転職エージェントまとめ

CRO→CRO、CRO→製薬メーカーの転職のタイミングで利用した転職エージェントについてお話をしていきましたが、ここでそれらの転職エージェントを使った感想を主観ですが表にまとめてみました。

エージェントを使った感想まとめ

あくまで私が使用した感想ですが、個人的には「JAC recruitment」が一番私に合っていました。

JAC recruitmentの方はどうやら企業へ訪問をして営業する方と、私たち転職者と連絡を取り合う方が同じで、企業単位で担当者が分かれているため、他の転職エージェントの方と比較するとかなりの情報量があったように感じました。

特に、CRO→製薬メーカー転職時には、私のニーズをお伝えするのがなかなか難しかったのですが、そのニーズを最も汲み取っていただけたのがJAC recruitmentの担当者でした。

また、CRO→製薬メーカーの際に、CRAの経験を活かせるポジションを数多く挙げていただき、それぞれの職種の特徴や求められている能力、今後の動向などについても丁寧にレクチャーしていただけたのも印象的でした。

そのようなこともあり、私の中では、JAC recruitmentが一番印象が良かったので、今でも情報収集のためお付き合いを続けています。

ただ、dodaやクイックの担当者も「CRA」という職種をかなり理解していたり、一生懸命私のニーズに合うような案件を探し出してくれたりと、とても丁寧に接していただきましたし、総じて担当者のレベルが高かったので、どのエージェントを選ばれても問題は無いように思います(あとはもう担当者との相性だと思います…)。

業界の方々の反応

業界の方々の反応

ここまでは私の経験談としてお話をしていきましたが、私の意見だけでは偏りが出てしまうので、Twitter上でCROや製薬メーカーでの転職経験がある方を対象にアンケートを実施しました。

Twitterでは、選択肢が4つしか作成できないため、私の周りで比較的使っている方をよく聞く転職エージェントからピックアップし、「JAC recruitment」、「doda」、「製薬オンライン」、「閲覧用」の4つを選択肢としました。

その時の結果がこちらになります。

投票数と割合から計算すると、JAC recruitmentが約49票、dodaが約17票、製薬オンラインが約11票となり、JAC recruitmentが獲得票数でも他を大きく引き離す結果となりました。

製薬オンラインも大手に負けず食いついているようで、製薬特化という意味で強みが出ているのでしょうね。内資系から外資系まで幅広い範囲の案件を取り扱っている印象でした。

もちろん、転職エージェントは、この3つ以外にも沢山ありますので、Twitterのリプライにお寄せいただいた皆様のご意見も紹介させていただきます。

パソナを利用している方も意外に多い?

パソナ_TOP

出典:パソナ公式HP

私の勝手な印象では、全職種から見れば「臨床開発職」というのはマニアックな領域の仕事だと思っており(街中で「臨床開発職」と言っても知っている人が少ないと思うため)、一般的な職種(事務職など)をメインに扱っているパソナにそれ程案件はあるのか?と思っていました。

しかし、私のTwitterにコメントを頂いた方のお話を見てみると、意外にもパソナを利用された方が多く驚きました。

母体が大きい分、臨床開発職関連の案件もそれに比例して多く取り扱っているのでしょうね。

Twitterでのお話を聞いてから案件を検索してみましたが、確かに開発の案件もヒットしました。私が見た時は比較的大きめな企業ばかりでしたので、メジャーどころの企業で開発職として働きたいと思っている方には良さそうでした。

パソナに対する評価はまちまちのようですが、覗いてみるのも良いのかもしれませんね。

LinkedIn経由での転職も多そう

LinkedIn_TOP出典:LinkedIn公式HP

LinkedInは、転職エージェントではなく、世界最大級のビジネス特化型のSNSになります。2016年の12月にはマイクロソフト社が買収をしたことでも有名になりました。

日本での会員数も200万人を超え、幅広い職種で使用されているツールで、製薬・CRO業界でも使っている方が多くいらっしゃるようです。

私は登録だけして少し使用した程度なのですが、外資系企業からのアプローチが多く、英語がある程度得意であった方がこのツールの効果が高い印象を持ちました。

また、LinkedInの特徴は、転職onlyでの使用に限られていないため、ビジネス関連の情報収集のツールとしても非常に優秀な側面を持っていることです。

今回の記事を執筆する際に、久しぶりにLinkedInにログインをしましたが、改めて見てみると、情報が豊富にあるなと感じたので、今後はLinkedInも使用していこうと思いました。

ちなみに、私もツール系という括りで見ると、ビズリーチを使っていましたが、ビズリーチはもしかたら少数派なのかもしれません。


RGFは外資系企業を目指す人に人気

RGF_TOP出典:RGF公式HP

選択肢以外の転職エージェントとして、RGF Executive Search/RGF Professional Recruitmentを挙げている方も複数いらっしゃいました。

「RGF」という名前だけではあまり馴染みが無い方もいらっしゃるかと思いますが、RGFはリクルートの海外展開ブランドとしての位置付けの会社となります。

その名の通り、外資系の案件に特に強みを持っており、英語面接を挟むことでCRAの要求経験年数が1年減ったという経験談もあることから、英語力を生かしていきたいと考えている方にとっては特におすすめできる転職エージェントの1つと言えるでしょう。

案件数についても調査をしてみましたが、外資系の案件が豊富なのはもちろんのこと、年収設定が高かったりポジションが高めであったりとハイクラスの案件が集中している印象を受けました。

ちなみに、RGFには、上級管理職の案件をメインに取り扱う「RGF Executive Search」と管理職・専門職を取り扱う「RGF Professional Recruitment」と若手・中堅層の案件を取り扱う「RGF HR Agent」の3つのブランドに分かれています。

今回は実際に使っていた方がいらっしゃったRGF Executive SearchとRGF Professional Recruitmentの紹介をしていきました。

APEXやHAYSも外資系案件に強い

HAYS_TOP出典:Hays公式HP

使用している人数的には、外資系の案件ではRGFが多くの方に利用されている印象を受けますが、APEXやHAYSもバイリンガル人材には力を入れていることから、外資系の企業を目指す方には使用されているエージェントのようです。

案件数はRGFと比較すると少なめの印象ですが、斬新なアイディアの提案があったとの声もあり、今まで自分でも気が付かなったキャリアの提案をしてもらえる可能性もあるのかもしれませんね!

Twitterでの反応まとめ

JAC recruitment_TOP2出典:JAC Recruitment公式HP

今回のTwitterの調査では、私のフォロワーの方々に多く回答をいただいているかと思いますが、割合として外資系で働かれている方が多い印象を持ちました。

そのため、外資系に強みがあるエージェントが多く紹介された傾向でしたが、JAC Recruitmentの得票数が群を抜いて高いところを見ると、JAC Recruitmentについては、エージェント全体と比較しても内資系・外資系の案件がどちらも豊富にあるのではないかと予測しています。

Twitterの皆様のコメントでもJACに関する話題が多く、私もJAC Recruitmentは、製薬/医療機器・CRO業界の転職では王道的位置付けのように思っています。

私が使用した感じでは、看護師さんや薬剤師さんなど他分野から未経験中途としてCRAなどを目指す方にも安心して使えるのかなという印象です。

その他、LinkedInをうまく活用されて転職活動や情報収集を行っている方もそれなりにおり、今後は日本でもLinkedInのようなビジネスツールを利用した活動がより普及していくのだろうなという感想を持ちました。

転職活動時以外でも情報集は非常に重要

転職活動時以外でも情報集は非常に重要私を含めて複数の方は、転職活動をしていない時期にも継続的に情報収集のためにエージェントを利用しているという方もいらっしゃいました。

製薬業界(特に製薬メーカー)の良い条件の案件は数が限られているため、転職を成功させるためにはタイミングが非常に重要だと考えています。

私の“転職成功の秘訣”は、とにかく来るときに備えて、自身の価値を高めておいて(CRAとしての経験や英語力など)、条件が良い案件が出た時にいつでもスッと入り込める体制を整えておくことだと思っています。
そのためには、日頃からの自己学習と、新鮮な情報をすぐに察知できるようエージェントの方と良好な関係を保っておくことが重要だと言えるでしょう。

まとめ

今回は、製薬業界・CRO業界で働かれている方が実際に使った/使っている転職エージェントやツールについて紹介をしていきました。

転職エージェント毎に特徴はあれど、どのような担当者に付いていただくかがその転職エージェントの評価に大きく影響していると思われます。つまり、良い担当者に付いてもらえれば、その転職エージェントに対しての印象は良くなるでしょうし、その逆もあるかと思います。

今回ご紹介した内容に関してもそのことを念頭に置いて参考程度にお考えいただければと思います。

最後に、実際に使ってみて良かったと思えた転職エージェントについて多くの情報をお寄せいただきましたTwitterの皆様、ありがとうございました!