臨床開発パワーワード2022!ノミネート作品のご紹介!

2022年も残すところあと2ヶ月を切りましたね。前回の「臨床開発パワーワード2021」では、2020年にTwitter界隈で流行った「ジブリで学ぶ臨床開発シリーズ」に合わせて沢山の作品をご応募いただきました。

本記事では「臨床開発パワーワード2022」のノミネート作品を紹介させていただきます!

のりすのりす

ツイッタランドの臨床開発界隈はネタ要素が大好きだよね!

臨床開発パワーワード2022

2021年にも”臨床開発界隈以外の方にも治験のことを知って欲しい”という願いを込めて臨床開発パワーワード2021を開催しました。

今回も「臨床開発パワーワード2022」を1月1日に記事をリリースするよう準備を進めさせていただいております!

数多くのサルベージにご協力いただいたはせPさん(@haseyama616)を始め、皆様には感謝です!(Agathaこれからも使います!!)

2023年初笑いをお届けできるように3ヵ月前からサプライズのための準備をしていたり…(ハードルは上げ過ぎないようにしますが笑)

とにかくみなさんに楽しんでほしい一心で企画をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

サプライズの準備もあり、少し早めではありますが「臨床開発パワーワード2022」のノミネート作品を本記事で紹介をさせていただきます。

是非みなさんのお気に入りの作品を投票所より投票下さい!

投票所のURLは本記事の「投票所」という項目に記載しています。

ノミネート作品

ノミネート作品につきましては、発言者以外の方から「#臨床開発パワーワード2022」のハッシュタグが付けられたワードをメインに紹介させていただいています。

また、元ツイートが分からないものや2022年よりも前のツイートに関しては対象外とさせていただいています(すみませぬ…)。

それでは、Twitterでの投稿と合わせて紹介をしていきます!

No.1「パリピ監査員」

発言者:メンタル激弱なのに治験コーディネーターやってます さん

我らがメンタルさんの2022年4月23日に公開された「ある日の監査」に登場した「パリピ監査員」がノミネートされました。

監査が入ることが決まると急いで綺麗な状態に整備しがちですが、本来の監査の意味合いを考えるとパリピ監査員が言う通り「ありのままの状態」を見るのがベストなのでしょうね。

ちなみに、メンタルさんは非パリピなためパリピ感を引き出すためにパリピ監査員の指がこの形で固定されているようですよ(笑

No.2「すごすぎ特殊変態」

発言者:Natsumi Nakano さん

中野さんのTweetから飛び出した「すごすぎ特殊変態」は使い勝手の良さから界隈で今も度々使われているのを見かけますね。

Twitterには臨床開発界隈の方が多くいますが、プライベートの時間を使ってまで情報収集に勤しんでいたり、学びの意欲が非常に高い特徴があります。

そして何より能力が高い方が多い…そして面白いことが大好きな変た…強者が多い!

発言者の中野さんもGCP朗読を企画されていたので参加をしましたが、すごく聞きやすくて十分「すごすぎ特殊変態」でしたね(褒め言葉)!

No.3「エリスロポエチンの呪い」

発言者:フレブル君

2022年4月17日に公開されたメンタルさんの「同僚CRC(フレブル君)の紹介漫画」に登場したフレブル君が発したお言葉。

以下の漫画で「はやめのパブロン♪」と「エリスロポエチン♪」という響きが似ていてケラケラ笑っているシーンが登場します。


そして、この漫画を見たおねいさんはエリスロポエチンの呪いにかかるのであった…

おねいさんの他にもエリスロポエチンの呪いにかかってしまった方もいたことでしょう。恐ろしや。

No.4「どのパブロンですか?」

発言者:chinkao さん

CRCのあるあるネタで登場したchinkaoさんの「どのパブロンですか?」がノミネートされました!

治験業界で仕事をしていない方はあまり気にしていないと思いますが、パブロンは種類が色々あって場合によってはある種類のパブロンが併用禁止薬となる場合もあるのです。

パブロンシリーズ出典:大正製薬公式HP

パブロンシリーズでもこれだけありますからね…

どのパブロンか確認しないと後から痛い目に遭う場合があるので調べる訳ですが、まぁこれを聞くのはこの業界で働いてる方くらいでしょうかね(笑

No.5 「草越えてネギ」

発言者:まちお村さん

オリジナルはTweetのように「草通り越してネギ」でしたが、その後の界隈では「草越えてネギ」が使用されている頻度が高いので、「草越えてネギ」でのノミネートとさせていただきました!

「草越えてネギ」というワードは、数年前からTwitter内で色々な方が使用していましたが、この会話の中ではいつしか界隈のネタ要員化していたネギさんと絡めて使用されました。

元ネタになっているネギさんの紹介動画はネギさん愛が強いメンタルさんが勢い余って作ってくれているのでそちらを見ると分かりやすいです!

No.6 「ドラッグラグは必ずしも拡大しているとは言えない」

発言者:岸田首相

2022年4月22日の参議院本会議で岸田首相が「開発ラグには年度ごとにばらつきがあり、必ずしもドラッグ・ラグが拡大しているとは言えない。」と発言したことについて私がTweetをしたもの引用して「#臨床開発パワーワード2022」を付けていただきました。

ただ、元ネタの発言者は岸田首相なので一応発言者を岸田首相としておきました…笑

岸田首相は恐らく以下のデータからドラッグ・ラグが拡大しているとは言えないと発言したものと思われます。

開発ラグとドラッグラグ出典:PMDA「令和2年度のこれまでの事業実績と今後の取組みについて

しかし、ドラッグラグ問題を考えるにはこのデータだけではなく国内未承認薬についても同時にしっかりと考えていかなければいけません。

国内未承認薬について出典:製薬協「ドラッグ・ラグ:国内未承認薬の状況とその特徴

このグラフからも分かる通り、2016年以降は日本の未承認薬(海外では販売されているが、日本では販売されていない薬)が右肩上がりに増加しています。

医薬品開発の界隈はこの未承認薬についてのイメージにあるので、「ドラッグラグが必ずしも拡大していないとは正気か!?」となるわけですね。

2023年度の薬価改定も決まってしまいましたし、先行きが不安だなぁというツイートでした。

No.7 「除外基準:ローランドな方」

発言者:のりす

ちゃんくすさんにノミネートいただきました!ありがとうございます!

「除外基準:ローランドな方」はヒロシズRadio #8でトークをさせていただいた時に私が発したワードです。

ヒロシズRadio#8

この回のヒロシズRadioでは、ローランドな話題を用意するようにという無茶ぶりな面白い要求がありまして、私もお話をさせていただきました。

私がお話をしたのは、治験に健常成人が対象の第I相の治験に参加をした時に同室になった自称「治験のプロ」のエピソードです。

彼は、「俺ほどになれば血液検査も余裕でパスできる。なんなら製薬会社の方から治験に参加をしてくれと頭を下げてくる」とローランド風にお話をしていまして、当然のことながら「適格な被験者」とはいえないわけですね。

このエピソードがあったので、「これからは弊社も除外基準に『ローランドな方』を加えた方が良いかもね」というお話をしました。

自称「治験のプロ」にまた会ってみたいですね(ФωФ)フフフ・・・

No.8 ポケットモンスター 当院規定です/依頼者規定です

発言者:岸@臨床開発さん

ポケモンのゲームでは、ポケットモンスター赤/緑/青/ピカチュウなど色々なバリュエーションがあるのですが、その治験バージョンがこちらのツイートになります。

赤、緑、青、ピカチュウなど色々なバージョンがありますが、基本的なゲーム内容は同じでゲーム内に登場するポケモンの種類や一部のポケモンのデザインなどが若干違う感じになっています。

ポケモンシリーズ

それにしても懐かしい…

私は、赤を買ってそのあと青が欲しかったのですが手に入らずピカチュウバージョンをゲットしてから波乗りピカチュウをやり込んでいましたね…(あ、年代バレそう…笑)

岸さんのツイートでいえば、「当院規定」と「依頼者規定」の基本的なゲーム内容(治験を実施するというゴール)は同じですが、一部のデザイン(記載しなければいけない項目)などが若干違うということになりますね!

「若干どころじゃねぇ!!」というツッコミはありそうですが、そっとしておきましょう。

No.9 医薬開発1点張りは危険な域

発言者:のりす

はせPさんよりノミネートいただきました、ありがとうございます!

このツイートは、日米の金利差の拡大による円の弱さや毎年の薬価改定など「日本で医薬品開発をすることの魅力」が失われつつあることを杞憂したものです。

製薬会社各社を見ても大規模なリソース整理をおこなっている企業も見られ始め、今後のキャリアを考えると医薬品のみではなく治療用アプリなどの分野の勉強や開発経験も必要になるかもしれないという趣旨でした。

No.10 CRAあり方会議

発言者:うぱ@臨床開発モニター(CRA)さん

CRCあり方会議が元ネタになりますが、CRAでも似たようなイベントがあったら良いのになという思いを乗せて「CRAあり方会議」が誕生しました。

最近はCovid-19の影響化で現地開催をするにもフルで開催できずもどかしさが続きましたが、2022年はついに新潟でフルの現地開催がされ、多くのTwitterの界隈の方々も参加をしていました!(運営の皆様、お疲れ様でした!!)

CRAあり方会議は、Twitter内で企画されていて一途さんが主導されておりますので宣伝しておきますね↓↓


前段階の質問募集の時点から相当な盛り上がりをみせているので、開催が待ち遠しいですね!

No.11 ずっとローランドのこと考えてた

発言者:岸@臨床開発 さん

2022年の4月頃はTwitter内でローランド風のネタが流行っており、臨床開発界隈の方々も色々なネタ発信をされていましたね。

界隈の中でも特にローランドに憑りつかれていたのが「岸@臨床開発さん」です。

ローランド愛が溢れ出ておりそのうち「ローランド@臨床開発さん」に改名しないか心配でしたが、何とか改名までは免れたようです。良かった。

No.12 スライド紙芝居モニター

発言者:giraffeさん

スライド紙芝居モニター!これは、実はリアルの状況をとても分かりやすく表現しているなと感じました!

モニター(CRA)は、先生やCRCさんなどにスライドを使ってお話をする機会がよくあります。例えば、スタートアップミーティングで治験の説明をする時などがそうですね。

モニターの新人研修やその後のトレーニングでもスタートアップミーティングやIRBを想定したプレゼン練習はほぼみなさんが通る道ですが(中途は例外も…)、どうしても書いてあることを正確に読んでしまうだけになりがちです。

実力がついてこれば、どの部分を注目して欲しいのかをしっかり考えながら、細かくて重要度が低い部分は適宜飛ばすなどのテクニックを活かせるのですが、人によってはなかなか難しい方も。

プレゼンも自分なりに意味をしっかりと理解して『要点を端的に分かりやすくお伝えすること』が重要ですね!

よく理解していないと、話がダラダラ長くなってしまう傾向にあるので、是非心掛けていきたいところですよね。

No.13 届けたいCAPAの鼓動

発言者:岸@臨床開発さん

2004年にnobodyknows+がリリースした「ココロオドル」の歌詞を治験風にパロったツイートになります。

パロった部分のもともとの歌詞は以下のような感じです。

ENJOY 音楽は鳴り続ける IT’S JOIN 届けたい 胸の鼓動
ココロオドル アンコール わかす Dance Dance Dance (READY GO!)
今 ゴーイング ゴールインより 飛び越し 音に乗り 泳ぎ続ける
ENJOY (ENJOY) IT’S JOIN (IT’S JOIN) 呼応する心 響き続ける

のってきな的な言葉が出てきた ここは心踊るところだから
置いてかないよ 追い付きたいなら Get Up Stand Up 行くしかねぇ

治験で逸脱が発覚した時は、確かに心臓がバクバクなって激しく旨の鼓動が聞こえることもあるのですが、あれが「CAPAの鼓動」なんですかね。

逸脱を発見して「あ…」と青ざめるCRA/CRCさんのシーンでバックにココロオドル(治験ver)が流れる…ドラマ化決定ですね。

タイトルは「岸オドル!届けたいCAPAの鼓動」とかでしょうか。主演は岸@臨床開発さんです!

No.14 Come on SDV

発言者:ts@臨床開発さん

治験では治験のデータをEDCというシステムに登録をします。

そして、登録されたデータに疑義事項がある場合には、クエリというものが発出され、クエリが発出されたらCRCさん等がクエリへ回答を入力しなければいけないこともあります。

イメージとしては以下のような感じです。

合併症名 アルツハイマー型認知症
クエリ 選択基準3の「同意説明文書の内容を理解し、自由意思により同意取得が可能な患者」に抵触するおそれがあります。ご確認下さい。
回答 症状は軽度であり、同意取得能力には問題が無いことを確認済

クエリには疑義事項が記載されますが、この返答がすべて「Come on SDV」というから強烈ですよね笑

CRCさんからしたら「早くSDVに来て確認してくれ」というCRAへのメッセージなのかもしれませんが、もちろんクエリには回答できていないのでNGなので、良い子は真似しないように…!

でも、こんな回答されたら「OK Baby」とかCRAコメントで書いちゃいそうですね。まぁ、DMからしばかれること必至でしょうが。

投票所

臨床開発パワーワード2022_投票所

ノミネート作品について、皆様のお気に入り1位~3位の投票のご協力をお願いします!

匿名でアンケートに参加できますので、その点についてはご安心下さい。また、匿名ですのでやろうと思えば1人で数回の投票も可能ですが、そのあたりは皆さんのモラルを信じています!

1人1回の回答まででお願いしますね!

投票は10月23日(日)中までです!

■ノミネート作品への投票はこちらから■

みなさまの投票については、以下のように集計をします。

獲得票のポイント集計
1位:3ポイント
2位:2ポイント
3位:1ポイント

集計結果につきましては、2023年1月1日0時00分にブログで公開予定です!

ささやかながらのサプライズもご用意する予定ですので、是非当ブログに遊びに来て下さい!(あまりハードルは上げ過ぎないでおきます…笑)

結果発表

★工事中★

2023年1月1日0時00分に公開予定です!

まとめ

今回も2021年に引き続き開催させていただきました「#臨床開発パワード2022」。

サプライズの仕込みに2~3ヶ月必要でこのタイミングでの集計となってしまいましたが、多くの「#臨床開発パワード2022」のハッシュタグ付けをしていただきましてありがとうございました!

このイベントは面白いネタを通して多くの方に臨床開発(治験)のことを知ってもらいたいという「治験の啓発」という目的もあります。

治験に協力をしようと思って下さる方、これから治験の業界を目指そうと思って下さる方、みなさん大歓迎です!

日本の医療の発展のためにこれからも全力を尽くしていきたいと思っています!