治験募集サイトは色々とありますが、今回はその中の1つである治験ボランティアサポートセンターの評判についてご紹介をしていきます。
治験募集サイトというと「怪しいんじゃないか?」と思われる方もいるかと思いますが、その辺りもゆっくりとお話をしていきます。
●治験ボランティアサポートセンターの評判や口コミ
●治験ボランティアサポートセンターの安全性
●治験ボランティアサポートセンターで取り扱っている案件とおすすめ
●治験ボランティアサポートセンターでの治験の応募手順
治験業界でかれこれ10年以上働いています。X(旧Twitter)でのフォロワー数は6,100人程。プロが正確な情報を発信していきます
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治験ボランティアサポートセンターとは?
出典:株式会社ブレイクスルー会社HP
まずは、治験募集サイトの治験ボランティアサポートセンターを運営する会社の情報から見ていきましょう。
運営会社 | 株式会社ブレイクスルー |
本社住所 | 〒120-0043 東京都足立区千住宮元町13-13 千住MKビル 6F |
設立 | 2013年6月27日 |
資本金 | 900万円 |
事業内容 | ・集客コンサルティング事業 ・臨床試験支援事業 |
株式会社ブレイクスルーは、医薬品開発(治験)の必要性や正しい知識を啓発することをタスクにしている会社で医薬品開発の円滑化の支援をしている会社です。
医薬品開発の円滑化には色々なアプローチ方法がありますが、治験ボランティアサポートセンターのサイトを通じて治験への参加希望者を円滑に集めることで円滑化に貢献しているということですね。
治験専門の集客コンサルティングを展開していることからも治験の知識もしっかりと持っているので治験を主な事業内容としていない会社よりも専門性が高いことが伺えますね。
治験ボランティアサポートセンターは怪しい?
治験ボランティアサポートセンターを運営する株式会社ブレイクスルーは、日本情報経済社会推進協会が発行しているプライバシーマークを取得しています。
プライバシーマークは、個人情報を適切に扱っているかを審査されたうえで、基準に合格した企業に対して付与されるものです。
プライバシーマークは企業の信頼性を示す指標の1つ。他の企業でプライバシーマークを掲げている企業を見たことがある人もいますよね?
そのため、反社的な組織ではなく個人情報についても適切に取扱いされていることから治験ボランティアサポートセンターの安全性が分かるかと思います。
また、会社が設立されてから10年以上経過しており、過去にこの会社に関連した悪いニュースなども出てこなかったことからも怪しい会社ではないことが分かります。
治験ボランティアサポートセンターの安全性
治験ボランティアサポートセンターは、2013年から運営が開始されており10年以上の歴史を持つ治験募集サイトです。
業界最大手の治験募集サイトである生活向上Webでも18年程の歴史ということを考えると、10年以上問題無く運営されていることで信頼性についても問題無いことが分かります。
ちなみに、よく「治験ボランティアサポートセンターで治験を受けても安全ですか?」という質問を貰うのですが、治験ボランティアサポートセンターはあくまで「治験募集サイト」です。
このような感じで、そもそもの治験募集サイトの位置付けは、治験の仲介です。
イメージとしては、家を借りる時で言えば治験募集サイトは不動産屋さんで、治験実施施設が物件みたいなイメージを持ってもらうと分かりやすいかもしれません。
ですので、治験募集サイトとしては医療機関に治験参加希望者の方を紹介するところまでがタスクで、紹介してからは医療機関側の対応になります。
治験募集サイトは不動産屋さんとは違い、仲介手数料などは発生しませんのでぼったくられてしまう…なんてことは起こらないのでご安心を。
もし治験募集サイトで登録料や仲介手数料の請求がある場合は悪質サイトの可能性が非常に高いので絶対に手を出さないようにしましょう!
治験ボランティアサポートセンターの評判と口コミ
治験ボランティアサポートセンターの評判や口コミについてSNSを中心に分析をしてみました。
その中でも多くの意見が挙がっていた内容についてご紹介をしていきます。
登録案件の確認がしにくい
これは、実は私も同じようなことを感じていました。
治験募集サイトの中には、治験募集サイトに登録をしなくても案件が確認できるサイトと登録をしなければ案件を確認できないサイトがあります。
治験ボランティアサポートセンターはサイトに登録をしてからでないと案件が見られず不便なのですが、実は悪い点ばかりではなく良い点もあるんですよね。
それは…案件が外から確認できないのでその分ライバルも少なくないということです。
治験の案件には時々お宝案件的なものがありますが、そのような案件の場合は競争率が非常に高くすぐに定員オーバーになってしまいます。
なので、ライバルが少ないことは実はお宝案件を狙う上ではプラス要素だったりするのですよね。
電話のしつこい勧誘を回避することができる
これは実はとても大きなプラス要素だと思っています。
治験の募集サイトに登録していると、参加者が集まりにくい案件が出てきた場合、運営事務局から治験に参加できないかどうかの電話がかかってくることがあります。
しかし、治験ボランティアサポートセンターは最初の登録時に電話での連絡を不要と選択することができます。
逆に電話でおすすめの案件を紹介して欲しいということであれば全く問題ないのですが、中にはあまり電話をかけてきて欲しくない方もいるかと思うので、そのような人にとっては大きなプラス要素になるかと思います。
分からないことがあれば丁寧に教えてくれる
治験ボランティアサポートセンターの口コミでも多く目立ったのが、分からないことがあった場合でも丁寧に色々と教えてくれるというものでした。
治験ボランティアサポートセンターを運営している株式会社ブレイクスルーは治験の正しい知識を普及させる啓発活動をしている会社でもあるので治験について全く知識が無い場合でもしっかりと丁寧に教えてくれるのでしょうね。
私自身は治験のプロとして普段お仕事をしていますが、実際に治験の被験者として登録した時に説明してもらった内容も間違いはなくしっかりとした内容を説明してもらえたので信頼度の高さは保証できます。
治験ボランティアサポートセンターで取り扱っているおすすめ案件
過去に治験ボランティアサポートセンターで取り扱っていた案件をいくつかピックアップしていきたいと思います。
紹介される案件は時期によって異なりますが、健康成人が対象の治験の場合は治験デザインが大体似通っているのでどのような案件が掲載されるかのイメージを付けることができます。
入院の治験
案件 | 長期入院モニター |
医療機関 | 東京、北海道 |
入院・通院 | 入院7泊+9通院を2回、事後検査1回(通院) |
負担軽減費 | 389,000円 |
案件 | 短期入院モニター |
医療機関 | 神奈川 |
入院・通院 | 入院1泊を2回 |
負担軽減費 | 53,000円 |
入院型の治験の場合、募集のほとんどが男性のみの募集となっているため女性の入院治験は結構レアです。
レアですが、中には女性を募集していることもあるので(もちろん入院時の部屋には男性はいません)、どうしても参加をしてみたい方はいくつかの治験募集サイトに登録をしておくことをおすすめします。
どちらのタイプも大学生に人気がある案件なので治験参加者の平均年齢は20代が多く、30代、40代の方はチラホラいるくらいです。
ただ、治験期間中は特に他の人と話をしなくても問題ないので、年代はあまり気にしなくても良いかと思います。
化粧品モニター
案件 | 美容液モニター |
医療機関 | 東京、大阪、神奈川、福岡 |
入院・通院 | 通院3回 |
負担軽減費 | 20,000~30,000円 |
特に女性からの人気が高いのが化粧品モニターです。
治験募集サイトで案件が出されている化粧品モニターは、未販売の商品をモニターすることになるので費用の持ち出しが無いのが特徴です。
覆面調査の美容モニターの場合は、しつこく勧誘をされたりモニターをやるには最初に持ち出しがあったりと色々な問題点があるのですが、治験募集サイトでの案件はそのあたりの心配が無いのが嬉しいところですね。
健康食品モニター
案件 | 疲労回復サプリメント |
医療機関 | 東京、神奈川 |
入院・通院 | 通院2回 |
負担軽減費 | 10,000~20,000円 |
健康食品やサプリメントのモニターもほとんどが女性も参加可能で、場合によっては在宅で参加することもできるので非常に人気が高い案件です。
健康食品のモニターはチヨダモニター倶楽部の方が多くの案件を扱っていますが、治験ボランティアセンターでも募集されていることを見かけたことがあります。
治験ボランティアサポートセンターで治験に参加する手順
治験ボランティアサポートセンターの登録方法についてご紹介をしていきます。
治験ボランティアサポートセンターの登録は2、3分程度で完了するように作られているので、サクッと登録が出来てしまいます。
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STEP1治験ボランティアサポートセンターのトップ画面から「受付・お申込み」をタップ
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STEP2アンケート項目に沿って入力をしていく(2、3分程)
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STEP3ボランティアサポートセンターからの電話に出て完了応募完了のメール連絡の後に、サポートセンターからの電話(「080」または「070」から始まる番号)があるので電話に出て完了です。
私の時には電話は1回のみしかかかってこなかったので、フリーダイヤルに折り返しの電話を入れました。
まとめ
治験ボランティアサポートセンターは10年以上運営されていることから信頼度については問題無いのですが、取り扱っている案件数の総数はやはり大手の治験募集サイトよりは少ない印象があります。
しかし、治験募集サイト独特の“しつこい電話”はほとんど無いという大きなプラスがあるので、登録をしておいてもストレスを強く感じることは少ないでしょう。
治験募集サイトにはそれぞれ特色があるので、みなさんの目的にしっかりと合った募集サイトに登録するようにしていきましょう!
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