【難関企業対策】就職エージェントのアカリクの評判と登録必須の理由を解説

難関企業を目指している方にとって登録しておくべき就職エージェントサイトのアカリクの評判等についてまとめていきます。

「アカリクとは?」という方からアカリクを使いこなしていきたい方まで読めるよう網羅的に解説をしていきます。

この記事で分かること
アカリクとは何か?
アカリクの特徴
アカリクの活用方法
アカリクの評判
のりすのりす

製薬業界でかれこれ10年以上働いています。Twitterのフォロワーは3,000人超え。今回も分かりやすく解説をしていきます!

Acaric(アカリク)とは?

アカリク_top

Acaric(アカリク)とは、株式会社アカリクが運営する理系特化型の就職支援サイトです。

理系学生の登録数・利用率が3人に1人という驚異的な数字で累計15万人もの登録者数を誇っているため、理系学部生や大学院生からの知名度が特に高いサイトになります。

情報系や機電系、化学系やバイオ系に強く、中外製薬や島津製作所やシャープなどの超難関企業の情報も数多く掲載されています。

さらに、プロフィールと研究内容を登録しておくことで企業側からのアプローチもあるため、難関企業の内定を狙う際には外せない就職サイトと言えるでしょう。

サイト運用実績も10年以上あり、所在も連絡先も公開されているため、怪しい点は特に見当たりませんでした。

会社名 株式会社アカリク
住所 〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
創業 2006年11月
設立 2010年5月
資本金 1億1500万円
電話番号 03-5464-2125
主な事業内容
  • 採用・キャリア支援事業
  • 学生スタートアップ支援事業
  • 研究・教育支援事業

株式会社アカリク「会社概要」より一部抜粋

アカリクの特徴

アカリクは、「研究も就活も妥協せず、効率よく両立すること」を目標に掲げており、プロフィールと研究内容を登録しておくだけでアカリクから厳選されたニッチトップ企業からのスカウトが届く仕組みになっています。

アカリクの仕組み①

就活は自発的に企業の説明会やインターンに参加をしたりESを書いたりなどのアクションが必要ですが、企業側からのアプローチがあるため、就活の効率が上がるという仕組みですね。

求人は、研究開発職、臨床開発職、データサイエンティスト、エンジニア、コンサルタントなどの専門職を扱っているため、研究を通して学んだ知識や技術が活かせるラインナップになっています。

アカリクとアカリク就職エージェントの連携

また、アカリクは企業からのスカウトを受け取れる就職支援サイトですが、アカリクとは別にアカリク就職エージェントという就職エージェントサイトがあり、ES添削や面接対策にも対応してもらえる環境が整っているのも特徴です。

ですので、情報収集だけではなくしっかりと就活支援を受けたいということであれば「アカリク就職エージェント」にも登録することになります。

アカリクで出来ること
企業側からのスカウトが貰える
超難関企業の情報を見られる
就職エージェントによるES添削や面接対策が受けられる

アカリクは怪しいか?

ここまでの充実機能を兼ね備えているアカリクですが、これらの機能を就活生のみなさんは無料で使うことができます。

これだけのシステムを無料で使えるとなると、「アカリクって大丈夫?怪しいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、仕組みを知ればその答えが分かります。

アカリクのビジネススタイル

これはアカリクの大まかな収益の概要になります。

アカリクは、アカリクのサイトを利用する企業からの利用料が収益の柱となっています。では、その顧客である企業を呼び込むにはどうしたら良いか?

それは、顧客である企業が欲しがっている「優秀な人材」を数多く抱えることになります。

「優秀な人材」とは就活生のみなさんのことですね。「優秀な人材」がほとんどいない就職サイトに求人を掲載しても企業側からしたらコストがかかるだけですよね?

では、次に「優秀な人材」を集めるにはどうしたら良いか。

それは、「優秀な人材」である就活生の皆さんにとっても、アカリクに登録するメリットが無いといけないわけです。

みなさんもメリットが無いのにわざわざ就職サイトに登録なんてしませんよね?なので、ES添削や面接対策や企業によるスカウトなどの魅力的なコンテンツを頑張って揃えているわけです。

アカリクのビジネススタイル2

このように成り立っているのが、アカリクの事業ですので、「無料で魅力的なコンテンツが使える」というのは、アカリク側のメリット(それを目的に「優秀な人材」が集まってくれる)でもあるので、なんら怪しくはないということです。

アカリクに登録をしている企業

アカリクに登録をしている企業

アカリクは、理系大学生や大学院生をメインターゲットにしているため研究で培った知識やスキルが活かせる企業の取り扱いが多いです。

アカリクに登録している企業は中小企業のみではなく中外製薬や住友化学など大手の就活難関企業も登録をしているため少しでも内定の確率を上げるためにアカリクに登録しておく価値は十分にあると言えます。

また、就活時はどうしても大手の企業に目が行きがちですが、中小企業でも意外に面白い取り組みをしていたり労働環境がしっかりと整っている企業もあるので、就職先の企業の視野を広げるという使い方もできます。

例えば、医薬品開発系であれば始めは製薬メーカーに目がいきますが、実際にはCRO(開発業務受託機関)と呼ばれる業種も密接に医薬品開発に携わっており、そのような会社とも出会うことができます。

アカリクが開催しているイベント

アカリク_イベント1

アカリクでは、年間100件を超えるイベントが随時企画されており有名企業による開催も数多くあります。

例えば、バイオインフォマティクスのイベントでは花王や大鵬薬品が企業における『バイオインフォマティクス』の重要性をレクチャーするイベントが企画されていました。

就活を進めていく上で、企業の志望動機を組み立てる際にはその分野の基礎的な知識は知っておく必要があります。

これらのイベントに参加することで、「企業研究」や「職種研究」が進むので、知識の補完をした場合などには非常に重宝します。

アカリク_イベント2

また、お堅いイベントだけではなく現場社員と本音トークをしようというコンセプトのイベントも開催されています。

実際の就活では、ぶっちゃけトークなどはなかなか難しいと思いますが、ぶっちゃけトークでしか得られない情報もあるので結構需要があると思います。

他にも様々なコンセプトのイベントが開催されているので、アカリクに登録をした後にはゆっくりとイベントの開催情報をチェックしてみると面白いですよ!

難関企業内定の就活生の多くが登録をしていた

私は、Twitter上で主に活動をしていて製薬メーカーやCROの臨床開発職を目指す就活生向けに就活関連のイベントも開催しています。

一般的に、製薬メーカーの臨床開発職や研究職などは就職難易度が非常に高いのですが、就活生とお話をしているとアカリクに登録している方がほとんどでした。

医薬品開発系の場合、臨床開発職よりも研究職寄りの求人が多く掲載されているのですが、年によって傾向が異なるので、チャンスは広げておいた方が良いです。

製薬メーカー以外にも旭化成や花王の研究職の内定がアカリク経由で決まったという嬉しいご報告も頂いています。

文系の案件はほとんど無い

アカリクは理系特化型の就職支援サイトということもあって文系の求人についてはかなり数が限られています。

一応、コンサル系の求人やマーケティングリサーチなど、文系でも応募できるものはありはしますが、アカリクではあまり効率的とは言えないので、文系の場合はキャリアチケットなどの就職支援サイトを使用した方が効率的です。

もちろん、アカリクに登録をしておけば条件にマッチした企業からのスカウトが来るので登録をするのは全然ありだと思いますが、文系の場合は主力としては使いにくい就職支援サイトかなと思います。

アカリクの口コミ・評判

アカリクの口コミ・評判

アカリクやアカリク就職エージェントを使った方の口コミや評判について見ていきましょう。

トータルで見ると、良い口コミや評判の方が多いのですが、悪い口コミや評判もしっかりと見ながら判断していくことが重要だと思いますので、どちらの意見も参考にしてみて下さい。

良い口コミ・評判

女性1(左)

インターンになかなか参加出来なかったけど、アカリクのイベントで職種理解が進んだ

男性1(右)

企業からのスカウトが届いて内定が貰えた

女性2(左)

現役の社員から話を聞くことができてとても勉強になりました!

男性2(右)

イベントの数が多く、情報量が相当付いた

口コミにもある通り、アカリクでは数多くのイベントが企画されておりインターンで得られる並みの情報を入手することも出来ます。

実際にインターンに参加するとなると、ESや面接でふるい落とされてしまうこともありますが、アカリクで申し込みをすることでインターンの代替にもなるのが魅力的ですよね。

また、イベント関連の他にはやはり企業からのスカウトが届くことに魅力を感じている就活生も多いようで、アカリクの特徴がそのまま良い評価に繋がっているようでした。

悪い口コミ・評判

女性3(左)

エージェントからの電話が多くて鬱陶しいときがあった…

男性1(右)

IT関係やデータサイエンティスト関連の求人の割合が多い気がする

女性2(左)

文系の求人はかなり少ない

悪い口コミや評判を見て一番多かったのかアカリク就職エージェントのエージェントからの電話が多いというもの。

この対策については、次の章のメールや電話がしつこい場合の対策で紹介をしていますので、気になる方はそちらも見てみて下さいね。

また、求人についてはIT関連やデータサイエンティスと関連のものが多いという口コミがありました。

会社の数的に例えば、製薬メーカーよりもIT系の企業の方が多いので、このような状況になるのは致し方ない部分がありますが、IT系以外の方からしたら確かに不満ポイントにもなってしまうかもしれませんね。

アカリクを上手に使いこなす方法

アカリクを上手に使いこなす方法

アカリクは有用な就職支援プラットフォームですが、登録しただけではその恩恵をしっかりと受けることができません。

アカリクの恩恵を最大限に受けるためには多少の準備が必要になってきますので、徐々にでも良いので準備を進めていきましょう。

スカウトを受けやすい状態を作っておく

「企業側からスカウトが来る」というのはアカリクの最大の特徴であり最大のメリットでもあります。

しかし、スカウトを貰うにも下準備が必要です。

みなさんが人事の立場になった時のことを考えてみて下さい。得体の知れない就活生をスカウトしようと思いませんよね?

スカウトをしっかり貰う為に以下のことを意識していきましょう。

アカリクでスカウトを貰うためのコツ
「プロフィール充実度」を65%以上にしておく
企業ページで「気になる」ボタンを押しておく
可能な限り毎日ログインをする

それでは順番に説明をしていきます。

「プロフィール充実度」を65%以上にしておく

アカリク_プロフィール充実度

公式での情報によるとプロフィール充実度を65%以上にすることで、企業から届くスカウト数が3倍以上になると記載されています。

プロフィール充実度を65%にするためには、必須項目の入力事項に加えて「研究概要」や「自己PR」を記載する必要があります。

企業の人事は当然みなさんのプロフィールを確認してスカウトを出すわけなので、面倒かもしれませんがしっかりと入力をしておくようにしましょう。

企業ページで「気になる!」ボタンを押しておく

アカリク_気になるボタン

アカリクで企業を検索すると、このような形で企業の概要がカードで出てきます。

そこに「気になる!」ボタンがあるので、スカウトを受け取りたい企業の「気になる!」ボタンはしっかりと押しておくようにしましょう。

ただ、プロフィールが全然充実していない状態で「気になる!」ボタンを押しても企業の人事からはスルーされてしまうので、先にプロフィールをしっかりと整えておいた方が良いですよ!

可能な限り毎日ログインをする

アカリク_前回ログイン

実はあまり目立たないのですが、アカリクでは就活生のみなさんの「前回ログイン日」が表示される仕様になっており、人事側もそれが確認できる状態になっています。

スカウトを出す側としても、ログインが1週間以上も前の場合はレスポンスが貰えないかもしれませんのでスカウトを出すのを躊躇ってしまうことがあります。

そのため、「前回ログイン日」をしっかりと更新しておくようにしましょう。ログインするだけでOKです。

プラチナスカウトを上手に活用する

プラチナスカウトとは、それぞれの企業が設定する特定の条件を満たしたハイクラス人材に対して届くスカウトで面接が確約された特別なスカウトになります。

通常、インターンや選考に進むためには書類選考がありますが、プラチナスカウト経由の場合は書類選考が免除となるため(履歴書の提出などは求められる場合もあり)、インターン参加や内定獲得のチャンスです!

「企業が設定する特定の条件」というのは、企業ごとに異なるのでこれといったものはありませんが、私が知る限りでは研究内容が業務に直結している場合が多い印象です。

ですので、プロフィールの「研究概要」や「研究から得た知識・スキル」には、なるべく広く書いておいた方がプラチナスカウトを貰える確率が上がるのでおすすめです。

メールや電話がしつこい場合の対策

アカリクの悪い口コミ・評判でも出てきましたが、人によってはメールや電話がしつこいと感じる方もいるようです。

もしメールや電話がしつこいと感じた際の対策について記載しておきます。

メールがしつこいと感じた時の対策

アカリク_メール配信の停止

登録しているメールアドレス宛にアカリクからのメールが届いていると思いますが、メールの最後の部分にある「メール配信の設定変更をご希望の方は以下をご利用ください。」からメールの配信を停止することができます。

電話がしつこいと感じた時の対策

アカリクに登録をしているだけの場合は電話がかかってくることはほぼありませんが、アカリク就職エージェントに登録をしている場合は、エージェントからの電話がしつこい場合があります。

エージェントからするとみなさんを内定まで結び付けることがそのエージェントの評価になるので必死なのですよね。

でも、結局のところみなさんと連絡が途絶えてしまうとエージェントにとってもマイナスとなります(当然連絡が途絶えたら内定にも結び付かないため)。

ですので、「電話はこちらかかけさせていただいてもよろしいですか?」や「○曜日の○時にお願いします」など、連絡時間に制限を付けることがおすすめです。

直接言いにくければエージェントにメールでも結構ですので、その意思を伝えておくようにしましょう。

アカリクの登録方法

アカリクの登録方法

アカリクの登録方法についてご紹介をしていきます。

アカリクの登録は1分程度で完了するように作られているので、サクッと登録が出来てしまいます。

  • STEP1
    アカリクのトップ画面から「まずは会員登録」をタップ

    アカリク登録手順1

  • STEP2
    必須項目の情報を埋めていく
    アカリク登録手順2
    入力項目のうち必須項目を入力していきましょう。それほど入力箇所は多くないので1分くらいで完了します。
  • STEP3
    余力があれば任意項目を埋めていく
    アカリク手順3
    必須項目の入力が終われば登録は完了ですが、必須項目だけの場合はプロフィール充実度が30%付近になります。そのため、余力がある時に「研究概要」や「自己PR」などを埋めておきプロフィール充実度が65%以上となるようにしておきましょう。

アカリクの情報プラットフォームだけを使うのであれば、ここまで登録しておけばシステムはしっかりと使えるのでOKです。

情報プラットフォームだけではなく、ES添削や面接対策などエージェントにしっかりと就職対策をして欲しい場合は、以下の手順に沿って「アカリク就職エージェント」にも登録をしておきましょう。

  • STEP1
    トップ画面の「今すぐ無料で相談」をタップ
    アカリク就職エージェント手順1
    アカリク就職エージェントのトップ画面にアクセスして画面中央のやや下にある「まずは会員登録」をタップする。
  • STEP2
    必須項目の情報を埋めていく
    アカリク就職エージェント手順2
    入力項目のうち必須項目を入力していきましょう。アカリクとは違い、スカウトが目的ではないので任意項目については無理して入力する必要は無しですが、入力しておくとエージェントが的確なアドバイスを出しやすくなります。

2ステップで終わるので、アカリク就職エージェントの登録は1分程度でサクッと終わります。

まとめ

理系学生の場合は、研究やバイトをしつつ就活となると相当忙しい中で就活を進めていかなければいけない方も多いですよね。

アカリクのようにしっかりと準備を整えておけば、企業側からのオファーが来るというのは自分から時間をかけてアクションを起こさなくても良いので、とても効率的です。

難関企業からの内定は非常に難易度が高いのですが、このような対策の積み重ねの結果だと思います。

今後の人生を決める大きなイベントですからね、あとから後悔しないようにしましょう!